2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
1 問4
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
内部抵抗20kΩ、最大目盛20Vの永久磁石可動コイル形電圧計を使用し、最大電圧200Vまで測定するための倍率器の抵抗値として、正しいものはどれか。
- 160kΩ
- 180kΩ
- 200kΩ
- 220kΩ
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この過去問の解説 (3件)
01
内部抵抗20kΩ、最大目盛20Vの電圧計に流れる最大電流は1mAです。
200V印加したときに1mA流れるようにするには抵抗値を200kΩとする必要があります。
直列に付加する抵抗、すなわち倍率器の抵抗値は 200kΩ - 20kΩ = 180kΩ となります。
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02
この問題では、もともと内部抵抗 20 kΩ・最大目盛 20 V の電圧計を、最大電圧 200 V を測定するために必要な倍率器の抵抗値を求めます。
まず倍率器にかかる電圧を求めます。
最大で 200 V のうち、20 V は電圧計が担うため、残り 180 V を倍率器が担う必要があります。
次に、この測定器の最大通過電流を求めます。
これは、電圧計が 20 V・内部抵抗 20 kΩ であることから、オームの法則で求めます。
最大通過電流 = 20 V ÷ 20 kΩ = 0.001 A(アンペア)
そして、倍率器の抵抗をオームの法則で求めます。
倍率器抵抗 = 180 V ÷ 0.001 A = 180 kΩ
よって、正解は、2 です。
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03
倍率器の抵抗をRΩ、電圧計の内部抵抗をrΩ、倍率器の倍率をmとすると、
下記の計算式が成り立ちます。
m - 1 = R/r
問題より、最大目盛20Vで最大電圧200Vまで測定できるので、倍率は、
m = 200/20
=10
になります。
問題より、r = 20 kΩ なので、上記の計算式に代入すると、
10 - 1 = R/20
9 = R/20
9 × 20 = R
180 = R
R = 180 (kΩ)
になります。
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