2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
2 問25

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 2 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

キュービクル式高圧受電設備に使用される高圧進相コンデンサ及び直列リアクトルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 高圧進相コンデンサには、限流ヒューズなどの保護装置を取り付ける。
  • 高圧進相コンデンサの残留電荷を放電するため、直列リアクトルを取り付ける。
  • 直列リアクトルは、過熱時に警報を発することができるよう、警報接点付とする。
  • 低圧進相コンデンサを設ける場合は、高圧進相コンデンサを省略することができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正しいです。
高圧進相コンデンサには、限流ヒューズなどの保護装置を取り付けます。進相コンデンサには、力率改善の効果があります。

2.誤っています。
高圧進相コンデンサの残留電荷を放電するために、直列リアクトルは取り付けません。また、直列リアクトルには、進相コンデンサ投入時の突入電流の抑制の効果があります。

3.正しいです。
直列リアクトルは、過熱時に警報を発することができるよう、警報接点付とします。

4.正しいです。
記載の通り、低圧進相コンデンサを設ける場合は、高圧進相コンデンサを省略することができます。

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02

正解は 2 です。

1.高圧進相コンデンサには、限流ヒューズなどの保護装置を取り付けます。○です。

2.直列リアクトルでは、高圧進相コンデンサの残留電荷を放電することはできませんので、「高圧進相コンデンサの残留電荷を放電するため、直列リアクトルを取り付ける」は不適当な記述です。
リアクトルを並列に取り付ける必要があります。

3.直列リアクトルは、過熱時に警報を発することができるよう、警報接点付とします。○です。

4.低圧進相コンデンサを設ける場合は、高圧進相コンデンサを省略することができます。○です。

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03

正解は、2 です。

直列リアクトルを高圧進相コンデンサに取り付けるのは、高調波による電圧のひずみの抑止・コンデンサ回路の開閉時(電磁開閉器で力率の状態に応じて自動的に開閉するものが多い)に生じる突入電流の抑制を目的としています。

停電作業時には、高圧進相コンデンサの残留電荷の放電が必要ですが、これには接地されたアースフックなどを用います。

他の、1・3・4 は正しく述べています。

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