2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
2 問26
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 2 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
建築物等の外部雷保護システムに関する用語として、「日本産業規格(JIS)」上、関係のないものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
それに伴い、当設問の問題文中の文言を変更しました。
<参考>
それに伴い、当設問の問題文中の文言を変更しました。
- 水平導体
- 保護角法
- 保護レベル
- 開閉サージ
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この過去問の解説 (3件)
01
外部雷保護システムとは、建築物自体および生命や内容物の物的損傷を防止するため、接近した落雷を確実に捕捉し、安全に大地に放流するシステムです。
1の水平導体は、屋上等に設置する受雷部の構成要素です。
2の保護角法は、受雷部の配置を決める方法です。
3の保護レベルはI~IVの4段階に設定されていて、レベルIが最も広範囲の電流域をカバーしています。
4の開閉サージはスイッチ等を開閉する際に発生するサージですので、本保護システムとは関係しません。
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02
水平導体とは、受雷部の構成する一部になります。
2.関係あります。
保護角法は受雷部の設置場所を決める方法です。
保護角は45°又は60°になります。
3.関係あります。
保護レベルは4段階に設定されています。
4.関係ありません。
開閉サージはスイッチ等の開閉するサージなので、外部雷保護システムには関係ありません。
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03
開閉サージとは、遮断器等の開閉によって生じる瞬間的な異常電圧のことで、外部雷保護システムとは無関係です。
選択肢の他の用語はいずれも雷保護システムと関する用語です。
以下に概説します。
・水平導体とは屋根の棟などに設置する受雷用の導体(線)で、これに雷を誘導することで建物や設備への被害を免れることを目的としています。
・保護角法とは受雷部上部から、どの角度の範囲の保護が見込まれるかを示したものです。
・保護レベルとは、雷保護システムが雷の影響から施設を保護する確率を示したものです。
施設の雷保護が重要であればあるほど、設定される保護レベルが上がり、より厳重な対策が採用されます。
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