2級電気工事施工管理技士の過去問
平成30年度(2018年)後期
5 問40
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 平成30年度(2018年)後期 5 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
屋外変電所の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 電線は、端子挿入寸法や端子圧縮時の伸び寸法を考慮して切断を行った。
- がいしは、手ふき清掃と絶縁抵抗試験により破損の有無の確認を行った。
- 変電機器の据付けは、架線工事などの上部作業の開始前に行った。
- GISの連結作業は、じんあいの侵入を防止するため、プレハブ式の防じん組立室を作って行った。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.電線は、端子挿入寸法や端子圧縮時の伸び寸法を考慮して切断を行います。○です。
2.がいしは、手ふき清掃と絶縁抵抗試験により破損の有無の確認を行います。○です。
3.「変電機器の据付けは、架線工事などの上部作業の開始前に行った。」の記述は不適当です。
変電機器の据付けは、架線工事などの上部作業の終了後に行うべきです。変圧機器のスペースがあるので架線工事などの上部作業がやりやすくなります。
4.GISの連結作業は、じんあいの侵入を防止するため、プレハブ式の防じん組立室を作って行います。○です。
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02
→架線工事を行うにあたり、作業ヤードが変電機器で確保できないと、施工上の問題があります。
1 . 電線は、端子挿入寸法や端子圧縮時の伸び寸法を考慮して切断を行った。
→ギリギリ施工することは通常ないので当然の内容です。
2 . がいしは、手ふき清掃と絶縁抵抗試験により破損の有無の確認を行った。
→がいし不良による事故は多いため、必要な内容です。
4 . GISの連結作業は、じんあいの侵入を防止するため、プレハブ式の防じん組立室を作って行った。
→GIS(ガス絶縁開閉装置)の連結作業では、じんあいの侵入防止対策が必要です。
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03
変圧器などの変電機器には、一次側・二次側の配線や種々の検出用継電器が接続されます。
これらの幹線や制御線は、取り回しの都合上、変電機器の上方に設置されます。
変電機器を先に設置してしまうと、できるだけコンパクトであるべき変電所内で、さらに作業場所が狭くなってしまいます。
ですから変電機器の据付けは、架線工事などの上部作業の後に行なうのが望ましいといえます。
他の、1・2・4 は正しく記述されています。
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