2級電気工事施工管理技士の過去問 令和4年度(2022年)前期 1 問4
この過去問の解説 (3件)
測定したい最大電圧300Vと、電圧計の内部抵抗にかかる電圧VRおよび倍率器の抵抗値にかかる電圧Vrとの関係を式で表します。(r:倍率器の抵抗値、R:電圧計の内部抵抗値)
VR = 300(V)× R/(r+R)
30 = 300 ×(10×10^3)/(r+10×10^3)
r+10000 = 10 × 10000
r = 100000- 10000 = 90000
= 90(kΩ)
電圧計の内部抵抗を r [Ω]、倍率抵抗を RM [Ω]、とします。
計器の測定電圧を VM [V]、測定電圧を V [V]とすれば、
VM = (r/(RM+r)) V
となります。
ここで、r [Ω]=10k [Ω]、VM [V] = 30 [V] 、V [V] = 300 [V]
RM + r = (V/VM) r
RM = (V/VM) r - r = r ((V/VM) - 1)
= 10k((300/30) - 1)
= 90k [Ω]
× 誤りです。
〇 正解です。
× 誤りです。
× 誤りです。
倍率器は、直流電圧計の測定範囲を拡大するために使用されます。
問題に場合、倍率器の倍率は、(V/VM) = 10 倍になります。
電圧計の内部抵抗をRv[Ω]、倍率器の抵抗値Rm[Ω]、電圧計に加わる電圧Ev[V]、電源電圧E[V]、倍率mとした場合、以下の関係が成り立ちます。
E=Rm+Rv/Rv×Ev=Rv/Rv+Rm/Rv×Ev
=(1+Rm/Rv)×Ev
また、倍率mはE/Evなので、
300/30=10になります。
E/Ev=(1+Rm/Rv)×Ev/Ev=(1+Rm/Rv)となり、
抵抗Rm=(m-1)Rvとなるため、
m=10、Rv=10kΩを代入すると、
Rm=(10ー1)×10=90kΩとなります。
誤りです。
正しいです。
誤りです。
誤りです。
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