2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問3
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
変電設備において、無効電力の調整を行うための機器として、最も不適当なものはどれか。
- 分路リアクトル
- 電力用コンデンサ
- 同期調相機
- 中性点接地装置
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この過去問の解説 (3件)
01
電圧および無効電力を調整・補償する設備としては、電力用コンデンサ、負荷時タップ式柱上変圧器、分路リアクトル、同期調相機、SVC等が挙げられます。
分路リアクトルは、遅れ位相の無効電力を発生させることで、進み分と相殺させて調整するものです。正しいです。
電力用コンデンサは、重負荷時に進み位相の無効電力を供給することで、遅れ分と相殺させて調整するものです。正しいです。
同期調相機では、無負荷運転を行うことで界磁電流の増減をし、無効電力を連続的に調整できます。正しいです。
中性点接地装置は、電磁誘導による障害を防止するためのものです。
無効電力の調整とは関係ありませんので、誤りです。
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02
変電設備において、無効電力の調整を行うための機器に関する問題です。
正しいです。
系統に並列にリアクトルを接続して、進みの無効電力を補償します。
正しいです。
系統に並列にコンデンサを接続して、遅れの無効電力を補償します。
正しいです。
無負荷運転を行うことで、無効電力を調整することができます。
誤りです。
中性点接地装置は、電磁誘導障害を防止したり、地絡Ryの確実な動作を目的に接続する装置です。
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03
変電設備の無効電力調整として、電力用コンデンサ、分路リアクトルの投入・開放、同期調相機のによる調整があります。
分路リアクトルは、遅れの無効電力を供給することで、進み無効電力を補償し、系統電圧の安定に寄与する機器です。
電力用コンデンサは、力率改善(無効電力の低減)や電圧調整等の目的で使用される機器です。
無負荷で系統に接続し、電圧制御や力率の改善を図るために使用する機器です。
中性点接地装置は、地絡事故時の健全相の電圧上昇抑制や異常電圧の発生防止の為に用いられる機器です。
無効電力の調整に使用される機器ではありません。
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