2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問5

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

図に示すがいしの名称として、適当なものはどれか。
問題文の画像
  • 懸垂がいし
  • 長幹がいし
  • 高圧ピンがいし
  • 耐霧がいし

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この過去問の解説 (3件)

01

使用電圧や使用環境に応じて、様々な「がいし」が開発されてきました。

選択肢1. 懸垂がいし

懸垂がいしは、鉄塔で送電線を支え、鉄塔と送電線を絶縁する為に使用されています。複数個のがいしを連結することで、がいしの劣化に備え、送電電圧の高低に対応することができます。

選択肢2. 長幹がいし

長幹がいしは、鉄塔と送電線を絶縁する為に使用されています。

金属部分が少ない為、電気特性に優れていますが、高張力箇所には使用されません。

長い磁器の棒にかさが連なった形状をしており、両端には連結用の金具が取り付けられています。

選択肢3. 高圧ピンがいし

高圧ピンがいしは、電柱と配線線を絶縁するために使用されています。

高圧配電地域で多く使用されており、付着した汚れが雨に流されやすい形状をしている為、がいしの内部汚染が少ないという特徴を持っています。

選択肢4. 耐霧がいし

耐霧(たいむ)がいしは、送電線の懸垂がいしとして利用します。

磁器表面の漏れ距離を広く取り、絶縁強度が高いという特徴を持っています。

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02

図に示すがいしは、長幹がいしです。

選択肢1. 懸垂がいし

懸垂がいしは、鉄塔と電線を絶縁するのが役割となります。連結数を多くすれば、その絶縁効果はさらに高まります。がいしの内側にはヒダがあり、内部への浸水を防止できます。

誤りです。

選択肢2. 長幹がいし

長幹がいしは、空洞のない棒状をしており、両端に連結用の金具があるのが特徴です。

正しいです。

選択肢3. 高圧ピンがいし

高圧ピンがいしは、電柱にて電線を支え、また電線と電柱間を絶縁させるのが役割です。

誤りです。

選択肢4. 耐霧がいし

耐霧がいしは、別名スモッグがいしとも呼ばれます。

塩害を受けやすい海岸付近や、ばい煙が多く発生する工場地帯で有効ながいしです。

誤りです。

参考になった数5

03

がいしの名称に関する問題です。

選択肢1. 懸垂がいし

誤りです。

薄い笠状の形状をしており、複数個連結して使用するものです。

選択肢2. 長幹がいし

正しいです。

選択肢3. 高圧ピンがいし

誤りです。

高圧ピンがいしは高圧配電線路に用いられ、電柱の腕金に架空配電線を支持するものです。

選択肢4. 耐霧がいし

誤りです。

耐霧がいしは、がいしの内側を深ひだにして表面漏れ距離を確保することで、絶縁強度を高めたがいしです。

参考になった数1