2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
2 問17

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 2 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

光ファイバ通信の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • メタルケーブルに比べ伝送損失が少ない。
  • メタルケーブルに比べ伝送帯域が広い。
  • 光ファイバは電磁誘導の影響を受けやすい。
  • 光ファイバは細く軽量である。

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この過去問の解説 (3件)

01

光ファイバには、石英ガラスやプラスチックが使用されています。

信号も電気信号ではなく、光による点滅信号で通信しています。

選択肢1. メタルケーブルに比べ伝送損失が少ない。

光ファイバのケーブル内では、入射された光が境界面で反射を繰り返しながら、進みます。

その道中で大きな曲げや不十分な接触がない限り、損失はほとんど発生しません。

正しいです。

選択肢2. メタルケーブルに比べ伝送帯域が広い。

光ファイバは高帯域かつ低損失であるため、長距離・大容量の伝送が可能です。

正しいです。

選択肢3. 光ファイバは電磁誘導の影響を受けやすい。

光ファイバは、石英やガラスによる絶縁物で覆われているので、電磁誘導の影響を受けません。

誤りです。

選択肢4. 光ファイバは細く軽量である。

正しいです。

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02

光ファイバーの特徴

・ 光ファイバーは、メタルケーブルと比べて信号の減衰が少ないです。

・ 光ファイバーは、超長距離でもデータの通信ができます。

・ 光ファイバーは、細くかつ軽量です。

・ 光ファイバーは、電磁誘導を受けません。また、雷による影響もありません。

・ 光ファイバーは、伝送信号が漏れることがありません。また、放電もないため、多くの光ファイバーを重ねて使用しても、相互干渉が起こりません。

・ 光ファイバーの伝送帯域は、マルチモードスッテプインデックス型でコア材質が石英ガラスで、20 ~ 50 MHz・kmです。

シングルモード形でコア材質が石英ガラスで、10 GHz・km以上あります。

選択肢1. メタルケーブルに比べ伝送損失が少ない。

〇 正解です。

選択肢2. メタルケーブルに比べ伝送帯域が広い。

〇 正解です。

選択肢3. 光ファイバは電磁誘導の影響を受けやすい。

3 .光ファイバは電磁誘導の影響を受けやすい。

× 誤りです。

電磁誘導の影響は少ないです。

選択肢4. 光ファイバは細く軽量である。

〇 正解です。

まとめ

<参考>

電磁誘導について

光ファイバーは、強度を確保するため、テンションメンバという抗張力体をケーブル内に配置しています。

光ファイバーの芯線はガラス素材で絶縁物のため、近くに高電圧線があっても、誘導は受けません。

しかし、テンションメンバなどの金属体があるため、高電圧線のサージに対し誘導が起こるため、テンションメンバを接地して対策を取っています。

他の対策には、テンションメンバにFRPを材料とすることで誘導対策ができます。

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03

光ファイバ通信の特徴に関する問題です。

選択肢1. メタルケーブルに比べ伝送損失が少ない。

正しいです。

光ファイバケーブルはメタルケーブルに比べ伝送損失が少なく、通信速度も速いです。

選択肢2. メタルケーブルに比べ伝送帯域が広い。

正しいです。

光ファイバケーブルはメタルケーブルに比べ伝送帯域が広いです。

選択肢3. 光ファイバは電磁誘導の影響を受けやすい。

誤りです。

光ファイバケーブルは導電性ではないため、電磁誘導の影響を受けにくいです。

選択肢4. 光ファイバは細く軽量である。

正しいです。

メタルケーブルは金属でできているため、光ファイバケーブルに比べ太く重量があります。

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