2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)前期
5 問2
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)前期 5 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 作業の所要日数は、全工事量を1日当たりの平均施工量で割ったものである。
- 作業可能日数は、実際に作業が可能な日数のことで、天候などの自然条件、正月・盆などの社会的な条件を考慮して定める。
- 進捗度曲線を用いて、施工速度と工事原価の関係を管理する。
- クリティカルパス上の作業は、重点管理する必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
工程管理を行う際は、いかに工期を短縮してコストを抑え、またクリティカルパス(重大な経路)を把握することなどが、とても重要となります。
所要日数は、実際にかかる見込みの日数であり、全工事量を1日あたりの平均施工量で割ることで求められます。正しいです。
作業可能日数は、悪天候(雨や強風等)により施工が不可能な日数や、祝日などのによる日数を差し引いたものです。正しいです。
進捗度曲線は、横軸を工期、縦軸を出来高としたグラフであり、経過した日数に対してどれだけ進捗しているかを管理しています。施工速度と工事単価は関係ありませんので、誤りです。
クリティカルパスは、工事を終わらせるまでにかかる最長の経路のことで、これをいかに短縮出来るかどうかで、工期が左右されます。正しいです。
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02
工程管理
工程表作成に当たって、所要日数と作業可能日数を算出することが重要です。
➀ 作業の所要日数
所要日数は、1日平均作業量と必要作業量から求めます。
所要日数 = 必要作業量 ÷ 1日平均作業量 で求められます。
ここで、1日平均作業量は、1日の平均作業時間に対し、標準的な作業速度と手待ち・天候影響などを考慮して、算出します。
必要作業量は、設計図書と実行予算から、工事内容と工事量を確認し、現場の状況や作業時期などを考慮して、算出します。
② 作業可能日数
日曜・祝祭日・年末年始などの社会的な要因と、天候や作業できない理由がある日を除いて、実際に稼働できる日数を算出します。
③ 進捗度曲線による管理
進度曲線は、縦軸に出来高(%)、横軸に工事初めから終了までの日数を取り、日数ごとの出来高の合計をプロットして、曲線を描きます。出来高は、工事の完了状況を表しますが、工事量と金額は工事種類によって異なるため、予算ベースの工事金額を出来高とします。
④ クリティカルパスの工事管理
クリティカルパスは、最も短い工程で完成させるための行程表で、これを守ることは、約束の工期を守ることになるため、重要な工事管理手法です。
〇 正解です。
〇 正解です。
× 誤りです。
進捗度曲線は、施工速度と「工事原価」の関係図ではなく、出来高の関係です。
〇 正解です。
<まとめ>
・ 作業の所要日数は、全工事量を1日当たりの平均施工量で割った日数です。
・ 作業可能日数は、実際の作業可能日数で、天候、自然条件、正月や盆などの社会的条件を考慮して定めます。
・ 進捗度曲線を用いて、施工速度と工事の出来高を管理します。
・ クリティカルパス上の作業は、重点管理が必要です。
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03
工程管理に関する問題です。
正しいです。
正しいです。
誤りです。
進捗度曲線は、縦軸に出来高、横軸に工期をとった曲線で、工期と出来高の関係を示す図です。
正しいです。
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