高圧真空遮断器は、真空バルブ内のアークを拡散させることで消孤します。
ガス遮断器のようにSF6ガスを扱わないので、環境に優しいという利点もあります。
遮断器であることから、負荷電流や短絡電流を遮断できます。
正しいです。
圧縮空気をアークに吹き付けて消弧するのは、空気遮断器です。
誤りです。
高圧真空遮断器は、アークを消孤するためのバルブ自体を大きくする必要がないので、全体的に小型化を図れます。正しいです。
アークを確実に消孤できる為、火災に繋がることはありません。
正しいです。
遮断器は、常時は負荷電流や電路の受電電流などを開閉するのに使用されますが、故障時には、短絡電流や地絡電流などを遮断します。
真空遮断器の特徴をまとめると、次のようになります。
➀ 消弧する方式は、真空中のアーク拡散で行われます。
② 構造は簡単で、重量が軽いことから、2，3段の積むことも可能です。
③ 投入の操作は、電磁操作器で行います。
④ 遮断時の音が小さい。
⑤ 再起電圧が上昇すると、性能の安定さ・定格電圧・定格電流に限界があります。
⑥ 火災の危険性は、ほとんどありません。
⓻ 保守・点検は、きわめて簡単です。ただ、バルブの点検や真空のリークの点検は困難です。
⑧ 接点の点検ができませんが、アーク時間が短く、アーク電圧が低いことから、接点の損耗は少なく、開閉寿命が長くなります。
〇 正解です。
遮断器には、空気遮断器・ガス遮断器・油遮断器などがありますが、皆、負荷電流の開閉、事故時の遮断をを行います。
× 誤りです。
消弧する方式は、真空中のアーク拡散で行われます。
圧縮空気をアークに吹き付けて消弧するのは、空気遮断器です。
〇 正解です。
〇 正解です。
＜まとめ＞
1 .真空遮断器や油遮断器などの遮断器は、負荷電流の開閉を行います。
2 .真空遮断器の消弧は、遮断時に、真空中のアーク拡散で行われます。
3 .真空遮断器は、小型かつ軽量です。また、保守が容易にできます。
4 . 真空遮断器は、アークによる火災のおそれがありません。
高圧真空遮断器に関する問題です。
〇 正しいです。
負荷電流だけでなく、短絡電流も遮断する能力を持っています。
✕ 誤りです。
高圧真空遮断器の内部は、文字通り真空状態です。
〇 正しいです。
構造が簡単なので、小型軽量になります。
〇 正しいです。
内部が真空なので、アークはほとんど発生しません。
高圧真空遮断器は、
高圧負荷開閉器等と比べると、やや高価なのがデメリットです。
