2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
2 問19

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 2 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

道路照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • トンネル照明において、基本照明の平均路面輝度は、設計速度が速いほど高くする。
  • 連続照明とは、原則として一定の間隔で灯具を配置して連続的に照明することをいう。
  • 局部照明とは、交差点やインターチェンジなど必要な箇所を局部的に照明することをいう。
  • トンネル照明において、交通量の少ない夜間の基本照明は、平均路面輝度を昼間より高くする。

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この過去問の解説 (3件)

01

夜間時のトンネル照明の平均路面照度は、昼間時の照度の半分とされています。

選択肢1. トンネル照明において、基本照明の平均路面輝度は、設計速度が速いほど高くする。

正しいです。

選択肢2. 連続照明とは、原則として一定の間隔で灯具を配置して連続的に照明することをいう。

正しいです。

選択肢3. 局部照明とは、交差点やインターチェンジなど必要な箇所を局部的に照明することをいう。

正しいです。

選択肢4. トンネル照明において、交通量の少ない夜間の基本照明は、平均路面輝度を昼間より高くする。

夜間時のトンネル照明の平均路面照度は、昼間より低くしなければなりません。

誤りです。

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02

道路照明の基本

・路面で反射した照明の光(平均路面輝度)が運転者にとって適切であることです。

・グレアが抑制されていることです。

・誘導性が適切であることです。

・路面輝度が一様に分布されていることです。

選択肢1. トンネル照明において、基本照明の平均路面輝度は、設計速度が速いほど高くする。

〇 正しいです。

トンネル内の基本照明の平均路面輝度は、設計速度が速いほどレベルを大きくする必要があります

―――――――――――――――――――

設計速度(km/h)   平均路面輝度(cd/m2)

―――――――――――――――――――

100         9.0

 80         4.5

 70         3.2

 60         2.3

 50         1.9

 40以下       1.5

―――――――――――――――――――

選択肢2. 連続照明とは、原則として一定の間隔で灯具を配置して連続的に照明することをいう。

〇 正しいです。

連続照明は、道路に灯具を一定の間隔で並べて設置し、並んだ区間の照明が連続的になることです。一般道、高速道、トンネルなどの照明で使われています。

選択肢3. 局部照明とは、交差点やインターチェンジなど必要な箇所を局部的に照明することをいう。

〇 正しいです。

局部照明は、局部的に照明することです。インターチェンジ、横断歩道、交差点などで使われています。

選択肢4. トンネル照明において、交通量の少ない夜間の基本照明は、平均路面輝度を昼間より高くする。

トンネルの基礎照明の平均面輝度は、設計速度に従って所要レベルが決められますが、交通量が低減する夜間では、低い値とすることができます

選択肢1の解説で表した路面輝度の値の 1/2 に、深夜には 1/4 に調光します。

ただし、平均路面輝度を 0.7 cd/m2以上、総合均済度 0.4以上とすべきです。

したがって、平均路面輝度を昼間より高くするのは、誤りです。

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03

道路照明は目的に合わせて、連続する区間や局所的な明るさが必要な場所やトンネル等、様々な場所に設置されています。

設置場所の設計速度が速いほど、路面の平均輝度を高く設定する等の設置基準が設けられています。

選択肢1. トンネル照明において、基本照明の平均路面輝度は、設計速度が速いほど高くする。

設問のとおりです。

選択肢2. 連続照明とは、原則として一定の間隔で灯具を配置して連続的に照明することをいう。

設問のとおりです。

選択肢3. 局部照明とは、交差点やインターチェンジなど必要な箇所を局部的に照明することをいう。

設問のとおりです。

選択肢4. トンネル照明において、交通量の少ない夜間の基本照明は、平均路面輝度を昼間より高くする。

トンネル照明において、交通量が少なくなる夜間の場合には、平均路面輝度を昼間よりも低く設計します。

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