2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
3 問3
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 3 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
建設作業に使用する移動式クレーンの安全装置として、関係のないものはどれか。
- 巻過警報装置
- 過負荷防止装置
- 揚貨装置
- 外れ止め装置
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この過去問の解説 (3件)
01
移動式クレーンの安全装置には、巻過警報装置、過負荷防止装置、外れ止め装置があります。
巻過警報装置は、クレーンの巻上高さが上限に達した時に自動で停止するものです。
正しいです。
過負荷防止装置は、クレーンに加わる荷重が定格以上になった時に自動で停止するものです。
正しいです。
揚貨装置は、陸と船の間で荷物の積み下ろし時に使用するものです。
誤りです。
外れ止め装置とは、玉掛け用のフックについている物で、ワイヤーが外れるのを防止します。
正しいです。
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02
建設現場で使用される移動式クレーンの安全装置として、「巻過警報装置」「過負荷防止装置」「外れ止め装置」等があります。
揚貨装置とは、船舶に取り付けられるクレーン等の設備のことです。
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03
移動式クレーンは、「労働安全衛生法施行令」第1条で、次のように定義されます。
【 移動式クレーンは、原動機を内蔵し、かつ、不特定の場所に移動させることができるクレーンをいう。】
「クレーン等安全規則」では、クレーンに関する規定が定められています。
〇 移動式クレーンの安全装置です。
移動式クレーンの巻過ぎの防止として、
➀ 巻過防止装置は、つり具の上面と接触のおそれがある物の下面との間隔を、調整すること。
② 巻過防止装置がないクレーンは、巻上げ用ワイヤロープに標識を付け、警報装置を設けて、巻過ぎによる危険を防止すること。
とあります。
〇 移動式クレーンの安全装置です。
移動式クレーンの過負荷の制限として、
➀ 定格荷重を超える荷重をかけて使用しないこと。
② 1ヶ月以内ごとに1回定期に、過負荷警報装置の自主検査を行なうこと。
と定めています。
× 移動式クレーンの安全装置ではありません。
揚貨装置は、港湾荷役の作業のために、船舶に取り付けられたクレーン、デリックです。移動式クレーンの装置ではありません。
〇 移動式クレーンの安全装置です。
移動式クレーンの外れ止め装置については、
➀ 玉掛け用ワイヤロープ等がフツクから外れないようにする防止装置を、外れ止め装置と言う。
② 移動式クレーンで荷を吊り上げるときは、外れ止め装置を使用すること。
と規定されています。
「労安法」では、移動式クレーンの安全に対して、安全装置の装備や点検の他に、労働者が移動式クレーンを使って作業するときの、クレーン運転手、クレーンに対する指図者、玉掛者、監視者などに対する安全規定が設けられています。
内容の解説は省略します。法規の問題に出そうな分野です。
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