2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
5 問2

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 5 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 月間工程の管理は、毎週の工事進捗度を把握して行う。
  • 総合工程表は、仮設工事を除く工事全体を大局的に把握するために作成する。
  • 主要機器の手配は、承諾期間、製作期間、総合工程を考慮して行う。
  • 施工完了予定日から所要時間を逆算して、各工事の開始日を設定する。

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この過去問の解説 (3件)

01

現場を進めていくために、工程表を作成する必要があります。工程表には、毎週の工事内容や工事場所等を記載した週間工程表や、工事全体の流れを記載した総合工程表があります。

選択肢1. 月間工程の管理は、毎週の工事進捗度を把握して行う。

正しいです。

選択肢2. 総合工程表は、仮設工事を除く工事全体を大局的に把握するために作成する。

総合工程表は、各工種ごとの資材搬入時期や施工場所、必要日数等が分かる様に工程を記載します。工事終了前に撤去をする仮設物の工程に関しても、記載する必要があります。

選択肢3. 主要機器の手配は、承諾期間、製作期間、総合工程を考慮して行う。

正しいです。

選択肢4. 施工完了予定日から所要時間を逆算して、各工事の開始日を設定する。

正しいです。

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02

工程管理における総合工程表は、仮設工事のことも含めた全体を把握した上で、作成する必要があります。

選択肢1. 月間工程の管理は、毎週の工事進捗度を把握して行う。

工事進捗の大幅な遅れなどを見逃さないためにも、毎週の状況を把握しておく必要があります。

正しいです。

選択肢2. 総合工程表は、仮設工事を除く工事全体を大局的に把握するために作成する。

誤りです。

選択肢3. 主要機器の手配は、承諾期間、製作期間、総合工程を考慮して行う。

手配する機器の種類によって、製作や搬入にかかる期間は変わりますので、しっかり把握した上で総合工程を組む必要があります。正しいです。

選択肢4. 施工完了予定日から所要時間を逆算して、各工事の開始日を設定する。

工事の竣工日や資材の搬入予定日に間に合わせるためには、そこから逆算する必要があります。

正しいです。

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03

(1) 工程管理は、着工から完成までの工事の期間(時間)を管理する道具です。次の項目を検討して、工程作成を行います。

➀施工方法(標準施行での時間と特殊な施工方法採用時の時間)

②使用機械(特に大きな機械は、搬入から据付、搬出に要する時間)

③下請けの力量(動員数と技術的に優れているか、単位作業に要する時間)

④安全面(仮設足場の要否、酸欠箇所の対応のような安全対策に要する時間)

⑤資材管理(主要機材の発注から納品までの時間、大きな資材は搬入から据付、搬出に要する時間)

(2) 工程管理は、工事が開始されてからは、全体管理と工種ごとの管理が必要になります。そのために、毎日、毎週、毎月の工程管理と工程調整を行う会議を開きます。(当然ながら、工事規模によって管理方法は異なります)

選択肢1. 月間工程の管理は、毎週の工事進捗度を把握して行う。

〇 適切です。

解説 (2) の通りです。

選択肢2. 総合工程表は、仮設工事を除く工事全体を大局的に把握するために作成する。

× 不適切です。

解説(1)の ➀ ④ のように、仮設工程は、仮設工事が終わらないと、本工事の着工ができません。全体工程は、工事に関する工程は全て取り上げて、工程管理の対象とします。

選択肢3. 主要機器の手配は、承諾期間、製作期間、総合工程を考慮して行う。

〇 適切です。

解説(1)の ⑤ の通りです。

選択肢4. 施工完了予定日から所要時間を逆算して、各工事の開始日を設定する。

〇 適切です

解説のどの項目も同様ですが、工事には準備から本工事、仕上げと後片付けで工事が終了します。その工事にトータルどれだけの期間が必要かから、設定された完了期間から着工をいつから行えばよいかが分かります。

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