2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
5 問7

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 5 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

高圧架空配電線路の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 絶縁電線は、圧縮スリーブを使用して接続した。
  • 電線接続部には、絶縁電線と同等以上の絶縁効果を有するカバーを使用した。
  • 張力が加わる絶縁電線の分岐は、電線の支持点間で行った。
  • 絶縁電線の引留支持には、高圧耐張がいしを使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

高圧架空配電線路の施工にからの出題です。

選択肢1. 絶縁電線は、圧縮スリーブを使用して接続した。

〇 正解です。

「電技解釈」第12条では、電線の接続法が規定されています。

【 絶縁電線相互又は絶縁電線を接続する場合は、次による。

接続部分の絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のある接続器を使う。】

架空電線の接続は、高電圧・大サイズの電線では、圧縮接続が一般的です

最も広く使われる方法は、アルミスリーブを電線に通し、鋼製スリーブで鋼心を圧縮接続し、アルミスリーブでアルミ線部分を圧縮接続します。

選択肢2. 電線接続部には、絶縁電線と同等以上の絶縁効果を有するカバーを使用した。

〇 正解です。

「電技解釈」第12条では、電線の接続法が規定されています。

【 絶縁電線相互又は絶縁電線を接続する場合は、次のよる。

接続部分をその部分の絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆すること。】

選択肢3. 張力が加わる絶縁電線の分岐は、電線の支持点間で行った。

× 誤りです。

「電技解釈」第54条に、架空電線の分岐として、次のように規定されています。

【 架空電線の分岐は、電線の支持点で分岐するが、分岐点で電線に張力が加わらないように施設する場合は、電線の支持点で分岐しなくともよい。】

これを分かり易くすると、張力が加わる架空電線の分岐は、電線の支持点で行う、となります。

選択肢は、張力が加わる電線を、支持点の間で行う、とあるので、誤りです

選択肢4. 絶縁電線の引留支持には、高圧耐張がいしを使用した。

〇 正解です。

高圧配電線路と使用するがいしは次のようになっています。

――――――――――――――――――――――――

         支持箇所   使用するがいし

――――――――――――――――――――――――

         通し箇所   高圧ピンがいし

高圧配電線路   縁回し箇所  高圧ピンがいし

         引留め箇所  高圧耐張がいし

――――――――――――――――――――――――

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02

張力が加わる絶縁電線を分岐させる場合、断線を防止する必要があるため支持点で行わなければなりません。

選択肢1. 絶縁電線は、圧縮スリーブを使用して接続した。

正しいです。

選択肢2. 電線接続部には、絶縁電線と同等以上の絶縁効果を有するカバーを使用した。

正しいです。

選択肢3. 張力が加わる絶縁電線の分岐は、電線の支持点間で行った。

支持点間で分岐してはいけません。

誤りです。

選択肢4. 絶縁電線の引留支持には、高圧耐張がいしを使用した。

正しいです。

参考になった数13

03

高圧架空配電線路の施工をする際には、専用の圧縮スリーブ材料や高圧耐張がいし等を使用します。

選択肢1. 絶縁電線は、圧縮スリーブを使用して接続した。

正しいです。

選択肢2. 電線接続部には、絶縁電線と同等以上の絶縁効果を有するカバーを使用した。

正しいです。

選択肢3. 張力が加わる絶縁電線の分岐は、電線の支持点間で行った。

架空電線の分岐は、基本的には、電線の支持点にて分岐を行います。

選択肢4. 絶縁電線の引留支持には、高圧耐張がいしを使用した。

正しいです。

参考になった数7