2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
5 問8
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 5 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
屋内に施設する金属線ぴ配線に関する記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
ただし、使用電圧は100Vとし、線ぴは一種金属製線ぴとする。
ただし、使用電圧は100Vとし、線ぴは一種金属製線ぴとする。
- 金属線ぴ配線には、絶縁電線を使用した。
- 金属線ぴ内では、電線に接続点を設けずに施設した。
- 金属線ぴ配線は、乾燥した点検できる隠ぺい場所に施設した。
- 金属線ぴ終端部は、開放して施設した。
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この過去問の解説 (3件)
01
金属線ぴは、その大きさによって一種(4cm未満)と二種(4cm以上)に区分されます。
金属線ぴ配線には、絶縁電線及びケーブルを使用できます。
正しいです。
金属線ぴ内では、電線に接続点を設けてはいけません。
正しいです。
金属線ぴ工事は、乾燥しており展開した箇所あるいは点検可能な隠ぺい箇所に施工可能です。
正しいです。
雨水や塵埃の侵入を防止するため、終端部を閉じる必要があります。
誤りです。
これらは、一種、二種ともに共通の決まりです。
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02
今回の問題は、屋内配線で、線ぴを使うときの配線方法についてからの出題です。
〇 正解です。
「電技解釈」第161条(金属線ぴ工事)の第1項に、次のように規定されています。
【 金属線ぴ工事による低圧屋内配線の電線は、絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線(OW)を除く。)であること。】
〇 正解です。
「電技解釈」第161条(金属線ぴ工事)の第2項に、次のように規定されています。
【 線ぴ内では、電線に接続点を設けないこと。】
ただし、次の場合は、例外とされます。
・2種金属製線ぴを使用する。
・電線を分岐する場合。
・接続点を容易に点検できるように施設します。
・D種接地工事を行う。
最初の項は、問題で金属線ぴは第1種となっていますので、該当しません。
その他の項も、選択肢には、施工条件がありませんので、該当しません。
〇 正解です。
金属線ぴ工事が施工できる場所は、
・展開した場所で、乾燥した場所
・点検できる隠ぺい場所で、乾燥した場所
この2か所のみです。
× 誤りです。
電技解釈」第161条(金属線ぴ工事)の第3項に、次のように規定されています。
【 線ぴ相互及び線ぴとボックスその他の附属品とは、堅ろう、かつ、電気的に完全に接続する。】
したがって、終端部を開放しておくことはできません。
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03
金属線ぴとは、絶縁電線やケーブルを屋内に敷設する際に使用されています。
内線規程による使用規制を守って、施工する必要があります。
金属線ぴ配線工事では、屋外用ビニル絶縁電線(OW)を除く、絶縁電線やケーブル配線が使用することができます。
金属線ぴ工事において、接続点を設ける必要がある時には、必ずボックスを設けて、ボックス内で接続処理をする必要があります。
金属線ぴ配線工事は、点検できなくなるような場所や、水気のあるところに敷設してはいけません。
金属線ぴの終端部は、必ず閉塞用の付属品を使用する必要があります。
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