2級電気工事施工管理技士の過去問
令和4年度(2022年)後期
6 問8
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和4年度(2022年)後期 6 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
消防用設備等として、「消防法」上、定められていないものはどれか。
- スプリンクラー設備
- 消火器
- 誘導灯
- 非常用の昇降機
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この過去問の解説 (3件)
01
消防用設備等とは、消防法にて定められたものであり、「消防の用に供する設備」、「消防用水」、「消火活動上必要な施設」として大別されています。
スプリンクラー設備は、「消防の用に供する設備」のうち、消火設備として定められています。
消火器は、「消防の用に供する設備」のうち、消火設備として定められています。
誘導灯は、「消防の用に供する設備」のうち、避難設備として定められています。
非常用の昇降機は、建築基準法で定められている設備であり、消防法では定められていません。
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02
「消防法施行令」第7条(消防用設備等の種類)では、消火設備、警報設備、避難設備、消防揚水、消火活動上必要な施設に分けられ、それぞれ対象用具などが定められています。
以下に、第7条を抜粋し、簡略化してご紹介します。
【 2 消火設備
(1) 消火器、簡易消火用具(イ 水バケツ、ロ 水槽そう、ハ 乾燥砂、ニ 膨張ひる石又は膨張真珠岩)
(2) 屋内消火栓せん設備
(3) スプリンクラー設備
(4) 水噴霧消火設備
(5) 泡あわ消火設備
(6) 不活性ガス消火設備
(7) ハロゲン化物消火設備
(8) 粉末消火設備
(9) 屋外消火栓せん設備
(10) 動力消防ポンプ設備
3 警報設備
(1) 自動火災報知設備
(2) ガス漏れ火災警報設備
(3) 漏電火災警報器
(4) 消防機関へ通報する火災報知設備
(5) 警鐘、携帯用拡声器、手動式サイレン、非常警報器具、
非常警報設備(イ 非常ベル、ロ 自動式サイレン、ハ 放送設備)
4 避難設備
(1) すべり台、避難はしご、救助袋、緩降機、避難橋、その他避難器具
(2) 誘導灯 、誘導標識
5 消防用水
防火水槽そう、貯水池、その他の用水
6 消火活動上必要な施設
排煙設備、連結散水設備、連結送水管、非常コンセント設備、無線通信補助設備 】
○ 消防用設備です。
○ 消防用設備です。
○ 消防用設備です。
× 消防用設備ではありません。
消防用設備等としての機器、器具などは非常に多く迷うところですが、今回の4つの選択肢から、「非常用の昇降機」は消防活動との関連が薄いこと、他の3つの選択肢は明確に消防設備と分かることで、選択肢が絞れるでしょう。
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03
消防用設備等の問題です。
消防用設備等は、消火設備、警報設備、避難設備、消防揚水、消火活動上必要な施設に分けられます。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
〇 正しいです。
✕ 誤りです。
消防用設備等ではありません。
非常用の昇降機は、建築基準法に基づく施設です。
火事などでエレベーターが使用できない時に、消防隊専用に特別に運転できる設備です。
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