2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
1 問7

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 1 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

直列リアクトルと組み合わせて用いる三相高圧進相コンデンサの定格電圧〔V〕として、「日本産業規格(JIS)」上、定められているものはどれか。
ただし、回路電圧は6600V、直列リアクトルの容量はコンデンサ容量の6%とする。
  • 6600V
  • 7020V
  • 7200V
  • 7590V

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この過去問の解説 (3件)

01

JIS規格において、進相コンデンサは直列リアクトルとセットで使うようになっています。

また、「内線規程(JEAC8001-2016)」「高圧受電設備規程(JEAC8011-2014)」においては、コンデンサ回路には直列リアクトルを施設することが義務的事項になっています。

その中の条項(条件)として、電圧の上昇なども考慮して7020Vとなっています。

選択肢1. 6600V

誤答です。

選択肢2. 7020V

正答です。

数値は暗記してください。

選択肢3. 7200V

誤答です。

選択肢4. 7590V

誤答です。

まとめ

こういった法規の様な問題は、暗記しているか、いないかの差がでます。

単語と数値の関係も暗記しましょう。

参考になった数20

02

直列リアクトルと組み合わせて用いる三相高圧進相コンデンサの定格電圧の問題です。

JIS C 4902 により、進相コンデンサは、原則として直列リアクトルと合わせて使用することとされており、

進相コンデンサの定格電圧は、直列リアクトルによる端子電圧の上昇分を見込んで、

7020V

とされています。

選択肢1. 6600V

✕ 誤りです。

選択肢2. 7020V

〇 正しいです。

選択肢3. 7200V

✕ 誤りです。

選択肢4. 7590V

✕ 誤りです。

まとめ

直列リアクトルの容量は、進相コンデンサの容量の6%とする事が多いです。

直列リアクトルを設置する目的は、高調波が進相コンデンサで増幅されて、

電源側に流出するのを防ぐためです。

参考になった数10

03

三相高圧進相コンデンサの定格電圧に関する問題です。

進相コンデンサの定格電圧は、直列リアクトルによる電圧上昇を考慮して、回路電圧よりやや高い電圧とされます。

JIS C 4902(高圧及び特別高圧進相コンデンサ並びに附属機器)7.1 定格電圧より、回路電圧6600Vの場合、定格電圧は7020Vとなります。

選択肢1. 6600V

誤りです。

選択肢2. 7020V

正しいです。

選択肢3. 7200V

誤りです。

選択肢4. 7590V

誤りです。

参考になった数8