2級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)前期
2 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)前期 2 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

架空送電線路に取り付けるダンパの目的として、適当なものはどれか。
  • 電線を支持点付近で補強する。
  • 電線相互の接近・接触を防止する。
  • 電線の振動を防止する。
  • 電線の風による騒音を軽減する。

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この過去問の解説 (3件)

01

架空送電線路に取り付ける部材の問題です。

選択肢1. 電線を支持点付近で補強する。

✕ 誤りです。

これはアーマロッドの説明です。

選択肢2. 電線相互の接近・接触を防止する。

✕ 誤りです。

これは、スペーサの説明です。

選択肢3. 電線の振動を防止する。

〇 正しいです。

重りとして電線に取り付け、振動を抑制します。

選択肢4. 電線の風による騒音を軽減する。

✕ 誤りです。

これは、スパイラル線の説明です。

まとめ

アーマロッド、ダンパ、スペーサ、アークホーンの4種類は、

基本的な部材として、押さえておきましょう。

参考になった数19

02

架空送電線路の部材を整理して覚えましょう。

アーマロッド → 電線を支持点付近で補強する。

スペーサ → 電線相互の接近・接触を防止する。

スパイラル線 → 電線の風による騒音を軽減する。

ダンパ → 重りとして電線に取り付け、振動を抑制します。

選択肢1. 電線を支持点付近で補強する。

誤答です。

選択肢2. 電線相互の接近・接触を防止する。

誤答です。

選択肢3. 電線の振動を防止する。

正答です。

選択肢4. 電線の風による騒音を軽減する。

誤答です。

参考になった数7

03

送電線に取り付ける架線金物に関する設問です。

選択肢1. 電線を支持点付近で補強する。

アーマーロッドの使用目的です。

電線クランプで固定されている電線が、微風振動によって素線切れするのを防ぐために、電線に巻き付けられる補強線です。

よって誤りです。

選択肢2. 電線相互の接近・接触を防止する。

スペーサーの使用目的です。

複導体の送電線で電線同士が接触し損傷するのを防止するための金具です。

相間の距離を確保するために、相間スペーサーを使用することがあります。

よって誤りです。

選択肢3. 電線の振動を防止する。

ダンパの使用目的です。

電線の支持点付近に取り付ける重りのようなもので、電線の上下振動を減衰し易いねじり振動に変えて、微風振動を吸収させます。

よって正しいです。

選択肢4. 電線の風による騒音を軽減する。

スパイラルロッドの使用目的です。

電線表面に突起を作ることで、風音を低減します。

よって誤りです。

まとめ

基本的な名称になるので覚えましょう。

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