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介護福祉士の過去問「第10337問」を出題

問題

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Fさん(82歳、 女性)は、娘夫婦や孫と暮らしていた。もともと穏やかな性格であったが、1年前に夫を亡くしてからは、ふさぎ込むことが多くなった。半年前に自宅で転倒して大腿骨を骨折した。それ以来、自立歩行ができなくなり、介護老人福祉施設に入所した。その後、周囲の人に「死にたい」ともらすようになった。Fさんの精神状態として最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
不安神経症
   2 .
ストレス反応
   3 .
認知症
   4 .
恐怖症
   5 .
抑うつ状態
( 介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) こころとからだのしくみ )

この過去問の解説 (3件)

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正解は5です。設問の「(夫を亡くしてから)ふさぎ込むことが多くなった」「周囲の人に『死にたい』ともらすようになった」というところがポイントです。抑うつとは気分が落ち込んでいて、活動を嫌っている状態です。

各選択肢については以下のとおりです。
1→不安神経症とは、不安に対する恐れから体の不調を訴えるものです。頭痛、ふるえ、動悸などさまざまな身体症状を伴います。設問には、身体症状の情報もないことから、不適切と考えます。
2→ストレス反応は、一時的なものが多いです。また、心理面の反応、身体面の反応、行動面の反応があります。ストレス反応で抑うつになることもありますが、夫を亡くしてからずっとふさぎ込んでいることを考えると、この設問からは判断できません。
3→設問に、記憶障害、見当識障害、理解判断力の低下など認知症の特徴的な情報がないため不適切です。
4→恐怖症とは、ある特定のものに対して、異常な恐怖心や拒絶反応を起こすものです。設問からは判断できません。
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正解は5です。


「死にたい」というのがキーワードです。

配偶者の死は、最もストレス強度の高いライフイベントの一つです。
そのあとに気分の落ち込みがあり、「死にたい」ともらすようになったとのことですので、抑うつ状態が疑われます。

ストレス反応も同じような症状を示すことがありますが、急性ストレス反応は多くの場合、数日間、長くても1か月以内に症状が治まります。
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正解は5です。
配偶者の死でふさぎ込みがちになり、気分が落ち込み「死にたい」ともらすようになる…というのは典型的な抑うつ状態といえます。

1→不安神経症は漠然とした恐怖感を持ち、落ち着かない心理状態となり、ふるえ・めまい・動悸を伴うものです。
2→ストレス反応とは過剰なストレスや、コントロールできないストレスにより、自律神経系・ホルモン系のバランスがくずれ不安、不眠、うつ状態、頭痛、動悸、胃痛、食欲低下等の症状が現れるものです。設問からは、Fさんに過剰なストレスが長期間続いている事は記述されていません。ストレス反応よりも抑うつ状態の方が適切だとわかります。
3→認知症でも抑うつ状態になる事が知られていますが、症状として記憶障害、見当識障害は見られていないので誤りです。
4→恐怖症とは、ある特定のものに対し異常なほどの恐怖心を持つ精神疾患です。
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