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介護福祉士の過去問 第24回(平成23年度) こころとからだのしくみ 問98

問題

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介護老人保健施設に入所しているGさん(78歳,女性)は上品で化粧も上手で、入所している人から関心を持たれていた。 訓練の際にも入所者から励まされ、どうにか伝い歩きができるようになっていた。そこへ車いすのHさん(75歳,女性)が新しく 入所してきた。Hさんは裕福な家庭で、家族の来訪の際には入所者へのプレゼントもあり、入所者の関心はHさんに移ってしまった。 するとGさんは伝い歩きをしなくなり、失禁までするようになった。
Gさんの適応機制(防衛機制)として、最も適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
逃避
   2 .
同一化(同一視)
   3 .
退行
   4 .
昇華
   5 .
抑圧
( 介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) こころとからだのしくみ 問98 )
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この過去問の解説 (3件)

101
まず、それぞれの用語について説明します。
それぞれ、自分が耐えられないような状況に直面したときに防衛機制として行われるものです。

逃避:嫌なことに対して、逃げ出したり、意識しないようにして問題を回避することで自分を守ろうとすること。

同一化(同一視):他人の感情や行動をとりこんで他人と似た存在になることで、自分の欲求を満足させようとするもの。

退行:嫌なことに直面し、未熟な段階に後戻りして、自分を守ろうとすること。

昇華:すぐにできないことを、社会的・文化的価値の高い活動で代償しようとすること。

抑圧:実現困難な欲求を自分の心の中に抑え込むこと。

問題文に「伝え歩きをしなくなり、失禁までするようになった」とあるため、できていたことより、未熟な段階に戻っているため、退行が正しいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
40
正解は 3 です。

退行というと、下の子が生まれた時に上の子が赤ちゃん返りをしたり、認知症の老人が幼児退行したりという例を思い浮かべやすいでしょう。

今回のGさんの件は、上記のような例には当てはまりませんが、精神的なショックからこれまで出来ていたことが出来なくなったという点で退行に当てはまります。

これは「今まで出来なかった事が出来るようになったから周りからの関心を失ってしまった。また出来なくなれば関心を持ってもらえるかもしれない」という希望であったり「出来なかった事が出来るようになったのに、周りから認めてもらえなかった」と自分を否定されたような気分などから起こっている事と推測されます。

また「出来るようになったのに関心を持たれなくなった」という辛い現実から逃れる為に「出来ないんだから関心を持たれなくても仕方がない」と何かのせいにして自分自身の精神を保とうとする防衛本能であるとも読み取れます。

13
正解は3の退行です。

防御機制は、不快な気持ちや体験を避け、心理的に安定した状態を保つため無意識のうちに起こるものとされています。
種類は色々とありますが、「退行」はGさんのように欲求不満が続くことで、歩けない、排泄がうまくできないといった段階へ逆戻りし(退行し)解決しようとする働きかけを指します。

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