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介護福祉士の過去問「第10472問」を出題

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Lさん(24歳、男性)は、小さい頃からスポーツ好きだった。特に球技が得意で、学生時代はサッカー選手だった。 2年前に大学を卒業後、就職して2カ月後に交通事故で胸髄損傷(thoracic spinal cord injury)を負い、両下肢が不全麻痺の 状態になった。尿意はなかったが自己導尿が可能となっていた。障害手帳を取得したものの、家に引きこもって家族の介護を 受けていた。1年前よりようやく生活介護事業所に通所できるようになった。通所当初から障害を受容できず、何事にも消極的で、 他の利用者や職員とほとんどコミュニケーションをとらなかった。生活面も車いすへの移乗や移動は職員任せであった。 時折、外を見ながら、涙ぐんでいるときがあった。ある日、送迎時の車の中で、Lさんは職員に「なぜこんなことになったのか、 僕には仕事も、スポーツも、結婚も、もうない」とぽつりと言った。

【問題】
送迎に付き添う介護職が、Lさんにかける言葉として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 .  「頑張ればきっとよくなりますよ」
2 .  「リハビリをして仕事に復帰しましょう」
3 .  「サッカーの試合を観戦しに行きませんか」
4 .  「今の思いをゆっくり話してみませんか」
5 .  「学生時代の友人に会ってみませんか」
( 介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 総合問題 )

この過去問の解説 (3件)

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正解は4です。

Lさんは障害受容の段階の混乱期にいると思われます。障害受容のプロセスには、
ショック期→否認期→混乱期→解決への努力期→受容期の段階を経るといわれています。
このショック期から混乱期にかけては強い憤りや
不安定な言動がみられますが、支える周囲は
それを吐き出させ、受け止めてあげる必要があります。
なので答えは4となります。

他の解答肢は解決への努力期~受容期に適しています(場合によりますが)。
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Lさんは「通所当初から障害を受容できず」とあります。このような場合、ご本人に共感してあげることが大切です。

1の場合、発言した側は励ましのつもりでも無責任な発言にとられかねません。2では、リハビリでどの程度回復できるのかの情報がない中ではやはり、無責任な発言です。3と5については、今の状況を受容できていない彼の気持ちを考えていないと思われる発言です。

そのため、3のように、ご本人に寄り添うような声掛けがいいのです。
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正解は4です。
Lさんは自分の障害を受け止めきれていない状態と言えます。
この場合、励ましや、積極的な行動を勧めるような言葉かけよりも、ゆっくりと話す機会を持つことが最適です。そのため④のような言葉かけが最も適切です。
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