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介護福祉士の過去問 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問112

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
Jさん(72歳、女性)は活動的で友人と買い物や旅行などによく行っていた。娘(40歳)は働いているため、Jさんは家事全般を引き受けていた。しかし、4か月前に路上で転倒し、大腿骨頸部骨折(をした。入院治療を行 い退院し、多少は歩くことができるようになったが、要介護1と認定され、訪問介護が導入された。退院後のJさんは気力の低下が著しく、家から出ることが少なくなったが、友人が毎日Jさんを訪問していた。この頃からJさんはいらいらしやすい、気が焦る、よく眠れないと訴えるようになった。病院受診の結果うつ病と診断され内 服治療が開始された。最近はちょっとしたことをあれこれ心配し、「お腹が痛むから、がんではないかしら…」 と言い出した。

【問題】
最近のJさんの症状として、正しいものを一つ選びなさい。
   1 .
心気症状
   2 .
誇大妄想
   3 .
言語新作
   4 .
感情失禁
   5 .
陰性症状
( 介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 形態別介護技術 問112 )
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この過去問の解説 (3件)

54
1:○ 病気ではないかという不安を訴えている。心気症状があると考えられる。
2:× 誇大妄想ない。
3:× 言語新作はない。
4:× 感情失禁はない。
5:× 陰性症状はない。

補足:
誇大妄想とは自己を過大に評価する妄想のこと
言語新作とは、語あるいは語の一部を合成して新しい語をつくること。
感情失禁とは、わずかな刺激で過剰に泣いたり、笑ったり、怒ったりすること
陰性症状とは、感情鈍麻、思考貧困、意欲・自発性の低下など

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38
正解は1です。
心気症状とは、医学的には身体に悪い部分がないのに、ちょっとした不調を全て重大な病気があるのではないかと疑ったり、既に重大な病気であると思い込む状態のことをいいます。
この思い込みは非常に強いものであり、それにより本人は大きな不安や恐怖を抱え、日常生活に支障をきたす場合もあります。

26
解答 1
心気症状:自分が病気ではないかという疑念があり思い込む症状です。病院で検査をしたり医師から問題ない、と言われても不安をぬぐえないことが多いです。(うつ病を合併していることが多いです)

誇大妄想:自分は特別だ、特別な力を持っている、神の生まれ変わりだ、などといった非現実的で度を越えた自己を過大評価することです。(統合失調症や躁うつ病の方に多く見られます)

言語新作:他の人には意味が分からない、自分のみしか通じない言葉を作ることです。別名造語症。(統合失調症の方に多いです)

感情失禁:情動失禁ともいい、感情の調整がうまくできず、ささいなことで激怒したり笑ったり泣いたりと、感情の起伏が激しい状態です。(脳血管障害や脳外傷、認知症、統合失調症の方などにみられます)

陰性症状:意欲の低下や、感情の起伏が少なくなる感情の平板化がみられる統合失調症の症状のひとつ。

Jさんは「がんではないか」と病気を疑っていること、うつ病の治療もしているということから、心気症であると思われます。

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