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介護福祉士の過去問 第21回(平成20年度) リハビリテーション論 問25

問題

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国際生活機能分類(ICF)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
   1 .
国際障害分類(ICIDH)に対する批判をきっかけとして、障害当事者の参加を得て検討された。
   2 .
国際障害者年の時期に、世界保健機関(WHO)総会で採択された。
   3 .
国際障害分類における機能障害を心身機能・構造の機能障害、能力障害を参加の制約、社会的不利を活動の制限と置き換えた。
   4 .
障害に対する個人因子による影響が大きいことを受け止め、環境よりも個人を変えていくことを重視している。
   5 .
個人因子とは、人々が生活し、人生を送っている物的な側面や社会的側面、人々の社会的な態度による側面を構成する因子である。
( 介護福祉士国家試験 第21回(平成20年度) リハビリテーション論 問25 )
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この過去問の解説 (3件)

49
正解は1です。
ICIDHは、「機能障害・能力障害・社会的不利の国際分類」で1980年WHOが試用のため刊行したものです。「疾患・変調→機能・形態障害→能力障害→社会的不利」という経路で障害構造モデルを示しました。「障害の階層性」を指摘した点で評価されました。しかし、能力障害がなくても形態障害があることにより社会的不利を被る場合があることや知的障害、精神障害分野の分類項目の整理についての問題点も指摘されていました。それらを改善し、2001年に承認されたものがICFです。
他の選択肢については以下のとおりです。
2→国際障害者年は1981年であるため、誤りです。
3→「機能障害→心身機能・構造機能の障害」「能力障害→活動の制限」「社会的不利→参加の制約」と置き換えられたため、誤りです。
4→ICFは、「環境と個人の相互作用」を重視しています。よって誤りです。
5→個人因子とは、個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の特徴からなっています。よって5の文章は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
11
正解は「1」です。

ICIDHは、「機能障害・能力障害・社会的不利の国際分類」で、「障害の階層性」を指摘しています。
障害があってもなくても、その人らしく暮らす、というノーマライゼーションの考え方が広がる中「障害」というマイナスの視点で分類を行うことには批判もありました。その問題点を改善したのがICFです。

2 ×…国際障害者年は1981年です。

3 ×…「機能障害→心身機能・身体構造」「能力障害→活動制限」「社会的不利→参加制約」と置き換えられています。

4 ×…ICFは、ICIDHにはなかった「環境因子」と「個人因子」が加わっており、それぞれの因子が相互に作用することを重視しています。

5 ×…個人因子とは、年齢や性別、生活歴、価値観やライフスタイルなど、その人を構成する因子のことです。健康状態など、身体的な内容は含まれません。

9
正解は1です。
国際生活機能分類(ICF)は国際障害分類(ICIDH)に対する批判「ICIDHは左から右へ向かう一方的なものであり、一方的な分類により誤解や否定的な印象を与えることもある等」をきっかけに検討され、2001年5月の第54回世界保健会議(WHO総会)によって承認されました。

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