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介護福祉士の過去問 第29回(平成28年度) 総合問題 問116

問題

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次の事例を読んで、問いに答えなさい。

〔事例〕
Kさん(88歳、男性)は、妻(82歳)と二人暮らしであった。5年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。1年ほど前から、会話がかみ合わなくなった。離れて暮らす一人息子のこともわからなくなり、「会社に行く」と外出して行方不明になることがあった。そのため、自宅での介護が困難で、半年前に認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居した。入居時は表情が険しく精神的に不安定で徘徊がたびたびみられた。しかし、事業所内で取り組んでいた回想法に参加すると、徘徊はみられなくなってきた。
ある日の午後、「痛い、痛い」と繰り返しながら足を叩いて、床に座り込む様子が見られた。

Kさんが痛みを訴えて床に座り込んだ時点で、介護福祉職がとる対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
いつからどのように痛いのか、詳しく質問する。
   2 .
全身の状態を観察する。
   3 .
嘔気の有無を質問する。
   4 .
叩いている部位に湿布を貼る。
   5 .
ベッド上で安静にしてもらう。
( 介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 総合問題 問116 )
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この過去問の解説 (3件)

27
正解は2です。

本人が痛がっていることから、痛みの原因となるケガや病気の兆候がないのかをまず観察するのが正解です。

1.認知症の程度を考えると詳しく質問しても本人が答えることは難しいでしょう。

3.まずは痛みを訴えている原因を確認するべきです。

4.原因がわからないのに湿布を貼るのは不適切です。

5.まずは痛がっている理由を確認しなければなりません。緊急性がある場合は医師に連絡することが必要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
正解は2です。
本人が痛がっているため、体をよく観察してケガなどが無いか確認します。
1.認知症の度合いから考えると、本人は質問に答えるのは難しいと思われます。
3.気分が悪いような様子がなければ、痛みの原因を先に確認します。
4.痛みの原因が確認できていないのに、やみくもに湿布を貼るのは不適切です。
5.痛がっている原因を確認し、必用があれば安静にします。場合によっては受診の必要もあります。

9
最も適切なものは2です。
ポイントとなるのは、Kさんがアルツハイマー型認知症であり、ご本人が言っていることが不確かな可能性が高いながらも、ご本人のご意向に沿った対応が必要であることです。

他の選択肢については以下のとおりです。
1.ご本人がアルツハイマー型認知症であることから、質問に答えるのが難しいです。
3.ご本人は足をたたきながら痛いと言っています。まずはご本人のご意向に沿った対応が必要です。
4.打撲などがあれば、湿布も考えられますが、痛みの原因が何かわからない状態で湿布を貼るのはよくありません。
5.まず、ご本人の訴えに耳を傾けるべきです。そのうえで、医師に連絡をするなどの対処が必要です。

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