介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
発達と老化の理解 問70
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問題
介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 発達と老化の理解 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(81歳、女性)は、3か月前に夫を亡くした。「最近、夜眠れない」と訴えるようになった。意識はしっかりしているが、ベッドで横になっていることが多くなっている。
Aさんが現在の状況になったきっかけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
Aさんが現在の状況になったきっかけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
- せん妄
- 妄想
- 感情失禁
- 喪失体験
- 老性自覚
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この過去問の解説 (3件)
01
各選択肢については、以下のとおりです。
1→せん妄とは、急性の脳機能障害のことで、器質性脳疾患、身体疾患、薬物などが原因で幻覚や錯覚がみられるような状態です。
2→妄想とは、非合理かつ訂正不能な思い込みがあるにもかかわらず、本人にはその自覚のない状態のことです。
3→感情失禁とは、感情のコントロールができず、突然泣いたり、怒ったりする状態のことです。
5→老性自覚とは、自分が年をとり、老人になったことを自覚することをいいます。
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02
設問からは夫を亡くした後から、とあるので現在の状況はそのショックから、とわかります。
1→せん妄は、夜間などの短時間に意識が混濁し、幻覚や錯覚が見られるような状態をいいます。原因は身体疾患や薬などがあげられます。
2→妄想は、非合理的かつ訂正不能な思いこみのことで、本人にその考えが妄想であるとの認識はない状態の事をいいます。精神疾患が原因の事が多いです。
3→感情失禁は脳血管性認知症の方に見られる症状で、些細なことで大喜びしたり激怒するなど、感情のコントロールができない状態の事をいいます。
5→老性自覚とは、自分が年寄りであることを自覚することをいいます。
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03
3ヶ月前に夫を亡くしたという記述から、4の喪失体験であることがわかります。
喪失体験というのは、愛着のある人や事柄を失う体験のことを言います。
1.2.3.5.問題文の記述から、これらの症状を優先的に疑うことは不自然です。
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