介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
認知症の理解 問80
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問題
介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 認知症の理解 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
せん妄に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
- 睡眠と覚醒のリズムは正常である。
- 意識レベルは清明である。
- せん妄中の出来事を覚えている。
- 薬剤によって生じることがある。
- 症状の変動は少ない。
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この過去問の解説 (3件)
01
せん妄とは、急性の脳機能障害で、意識の一部分の活動が低下したり、意識がもうろうとしたりする症状です。原因としては、脳梗塞や脳腫瘍、他の身体疾患、薬物が挙げられます。
各選択肢については以下のとおりです。
1→せん妄では、睡眠と覚醒のリズムの障害が起きます。
2→せん妄は、意識がもうろうとした症状です。これに対し清明とは、意識がはっきりしていることを指します。
3→意識がもうろうとしているので、せん妄中の出来事をご本人は覚えていません。
5→せん妄は一日の中でも変動がみられます。
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02
せん妄といえば、薬の副作用でおこる事が有名です。他に脱水や手術後や、脳卒中などが原因でおこる事があります。
1→せん妄では、睡眠と覚醒のリズムが崩れます。
2→せん妄といえば、意識混濁状態となりますよね。意識レベルが清明というのは明らかに誤りだとわかります。
3→せん妄中の出来事は、本人は覚えていないことが多いです。
5→せん妄は発症が急激に起こり、日内変動が大きく、夜間におこることが多いです。
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03
せん妄とは、「体調の悪化や環境の変化、薬剤などの影響で急に脳がうまく働かなくなり,意識混濁や注意力の欠如、思考の錯乱、意識レベルの変化などが生じる一時的な状態」のことです。
よく誤解される点ですが、「せん妄」は病気ではありません。あくまでも状態を指す言葉です。
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