介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
認知症の理解 問81

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 認知症の理解 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

レビー小体型認知症の症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。
レビー小体型認知症では具体的な幻視が現れます。
例えば「火事!火事!水を持ってきて」「そこに赤くて大きな魚がいる!」等と、介護者が横にいてもリアルで具体的に説明される幻視が起きたりするのが特徴です。

2→もの盗られ妄想はアルツハイマー型に多いです。
3・4→これらの症状は前頭側頭型認知症(ピック病)によく見られる症状です。
5→これは正常圧水頭症に当てはまる説明です。

このそれぞれの病気の特徴は基本なので覚えておきましょう。

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02

正解は1です。
レビー小体型認知症とは、レビー小体とよばれる異常なたんぱく質が脳の神経細胞内にたまったもので、大脳皮質に多くたまるとアルツハイマー様症状が、脳幹に多くたまるとパーキンソン様症状がみられるという病気です。
初期症状は、幻視、妄想、うつです。
認知に関しては、日や時間帯によって状況が異なります。また、筋肉の収縮、歩行障害、転倒しやすいなどのいわゆるパーキンソン症状が特徴です。

各選択肢は以下のとおりです。
2→アルツハイマー型認知症でみられる症状です。
3・4→前頭側頭型認知症でみられる症状です。
5→正常圧水頭症であれば、シャント手術による改善が期待できます。シャント手術とは、脳室にたまってしまった髄液を脳室外に出す手術のことです。

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03

正解は1です。

レビー小体型認知症はパーキンソン病の類縁疾患として知られています。

特徴として、非常に具体的で細かい内容の幻視が現れます。幻視は現実感を伴うのが特徴です。

そのほかの特徴としては、注意・覚醒レベルの顕著な変動、パーキンソン病のような運動機能の障害が現れることがあります。

妄想、暴言、介護拒否、徘徊などの認知症に伴う周辺症状が出現しやすい疾患です。

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