介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
認知症の理解 問82
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問題
介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) 認知症の理解 問82 (訂正依頼・報告はこちら)
血管性認知症と比べたとき、アルツハイマー型認知症により多くみられる特徴として、適切なものを1つ選びなさい。
- 発症は女性に多い。
- 上肢や下肢に麻痺がある。
- 症状は階段上に悪化する。
- 感情失禁がある。
- 多発性脳梗塞がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
男女比は2:3といわれています。初期ではもの盗られ妄想、末期ではけいれん発作を特徴とし、気づかれないような形で徐々に進行していきます。
これに対し、血管性認知症は脳の血管障害、脳梗塞や脳出血などが原因で起こるものです。突然の脳梗塞や脳出血で急に認知症になる場合と、小さな脳血管障害を頻繁に起こしているうちに徐々に悪くなってくる認知症の場合があります。また、脳血管のどの部分がダメージを受けているかによって、麻痺や言語障害も伴います。
各選択肢は以下のとおりです。
2・3→血管性認知症の特徴です。
4→血管性認知症の特徴です。感情失禁とは、感情のコントロールがきかない状態で、突然泣いたり怒ったりします。
5→血管性認知症の特徴です。
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02
アルツハイマー型の発症は女性に多いです。
(原因はまだはっきりわかっていません)
血管性認知症とアルツハイマー型認知症の特徴の違いは基本ですので覚えておけば簡単です。
2~5までの解答は血管性認知症の症状です。
血管性認知症は脳血管のつまりなど脳の血管に異常が起きて発症します。血管の異常で脳の損傷を受けた部分により麻痺の場所や症状が異なります。
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03
アルツハイマー型認知症は男女比がほぼ2:3とやや女性に多いといわれています。
認知症の症状が出現するのは70歳以降であることが多いです。発症と進行は緩やかですが、確実に悪化する病気です。認知症状出現から死亡までの期間は平均5年程度です。
遺伝性のアルツハイマー病の場合は40歳台から発症することも珍しくなく、最後には家族の顔もわからなくなることが多いです。
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