介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
こころとからだのしくみ 問104
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問題
介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) こころとからだのしくみ 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
次の皮膚疾患のうち、真菌(カビ)が原因で起こるものを1つ選びなさい。
- 疥癬
- 帯状疱疹
- 膿痂疹
- 白癬
- 老人性掻痒症
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この過去問の解説 (3件)
01
白癬とは一般に水虫とよばれているものです。白癬菌という真菌が原因で起こります。足のうら、足指の間だけでなく、爪や頭、手など全身に感染する恐れがあります。
各選択肢は以下のとおりです。
1→疥癬(かいせん)とはヒゼンダニというダニが原因でおこる皮膚疾患です。
2→帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。
3→膿痂疹(のうかしん)は、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌が原因で起こります。俗名でとびひと呼ばれているものはこの一種です。
5→高齢者の肌が乾燥することによって起こります。
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02
白癬は、足の裏や爪に入り込み発症するものをよく水虫と呼ぶもので、真菌の一種である白癬菌から起こる疾患です。
1→疥癬はヒゼンダニというダニが皮膚に寄生する事が原因でおこる皮膚疾患です。
2→帯状疱疹は、子供の頃によくかかる「水ぼうそう」のウイルス、すなわち水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症疾患です。このウイルスは一度かかると、身体の中に潜伏し疲れた時やストレス時に再発しやすくなります。
3→膿痂疹は、膿疱とかさぶたを主症状とする皮膚疾患です。黄色ブドウ球菌あるいは連鎖球菌が原因でおこります。
5→老人性掻痒症は、高齢者の肌が乾燥し荒れる事でおきる肌疾患です。
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03
正解は4です。
白癬症=水虫です。真菌(カビ)の一種である白癬菌によっておこります。
水虫といえば足のイメージが強いかもしれませんが、白癬症は全身におこります。
俗にいうところのインキン・タムシは、それぞれ股部白癬・体部白癬の別名です。
非常に強い菌であり、公衆浴場のバスマットを共用することなどでも容易に感染します。
高齢者には爪白癬がよく見られます。
放置すれば爪の脱落などを起こすこともあるため、抗真菌剤の内服を行います。
その他の場合は抗真菌剤の外用である程度症状が軽くなるようです。
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