介護福祉士の過去問
第25回(平成24年度)
こころとからだのしくみ 問107

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問題

介護福祉士国家試験 第25回(平成24年度) こころとからだのしくみ 問107 (訂正依頼・報告はこちら)

「急に強い尿意を感じて我慢できなくなる」という症状の原因として、正しいものを1つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。切迫性尿失禁の症状です。切迫性尿失禁とは特に原因がないのに膀胱が勝手に収縮を起こしてしまうものです。脳血管障害や前立腺肥大など原因がはっきりしている場合もありますが、そうでないものもあるようです。

各選択肢については以下のとおりです。
1→溢流性尿失禁が該当します。尿が膀胱に入りきらないということが原因です。
3→腹圧性尿失禁です。笑ったときや、咳をしたときなどお腹に力がかかったときにおこるものです。
4→下肢の筋力の低下により、トイレにいくまでに時間がかかり失禁する機能性尿失禁があります。
5→腎機能の障害の場合は、尿失禁よりも尿の生成にかかわる障害がおきます。タンパク尿や血尿がその例です。

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02

正解は2です。
典型的な切迫性尿失禁の症状です。
尿意は感じるが、運動神経が障害され骨盤底筋群を意図的に動かせない(留めておけない)、つまり尿をためる機能の障害となります。

1→尿を出す機能の障害では、尿が膀胱に入りきらずに溢れ出てくる溢流性尿失禁があります。(うまく出せない)
3→腹部の筋収縮の低下では、運動や咳などで腹圧がかかったときに起こる腹圧性尿失禁があります。これは過去出産経験のある女性に多いです。
4→下肢の筋力の低下では、尿意を感じてからトイレに行くまでに、下肢の筋力の低下により時間がかかり失禁してしまう機能性尿失禁があります。
5→腎臓の機能の障害では、直接尿失禁につながりませんが、たんぱく尿や血尿など尿の生成に障害が生じる事があります。

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03

正解は2です。

尿失禁のうちでも切迫性尿失禁に典型的な症状です。

膀胱が勝手に収縮してしまうことによって、尿意が我慢できない感じ=尿意切迫感をきたし、尿失禁を生じます。

脳血管障害や男性の場合の前立腺肥大などが原因となりますが、明らかな原因を認めない場合も少なくありません。

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