介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
人間関係とコミュニケーション 問4
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 人間関係とコミュニケーション 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
Bさん(75歳、男性)は施設に入所後3日たったが、表情が硬く、まだ誰とも話をしていない様子である。 Bさんに対しての介護職の初期のかかわり方として、適切でないものを一つ選びなさい。
- 何に興味を持っているかを把握するため表情や行動を観察する
- さりげない会話をして関係の構築を図る
- どの場面で、どの場所に座るかなどを観察する
- 肩に手を回すなど身体への接触を中心にする
- 言葉だけでなく笑顔やうなずきを交える
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この過去問の解説 (3件)
01
設問から、Bさんはまだ環境に慣れずにいる事がわかるので、まず介護士がBさんの興味や人柄を観察・把握し、Bさんに心を許してもらう事が大切です。
なので1・2・3・5は適切な行為ですね。
まだ環境にも慣れず、お互いを良く知らない人に身体に触れるような接触は適切ではありません。
不信感や不快感をもたれかねません。
また、人柄によりそのようなコミュニケーションを好む人と嫌う人がいるので軽率にすべき事ではありません。
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02
手を握ったり肩をさすったりというスキンシップは、コミュニケーションの一つではありますが、それが出来るのは十分な信頼関係が築けてからになります。
また肩に手を回すという行為は、どちらかというと友人のような対等な立場の人に対して行う行為です。
身体能力や認知機能が低下していたとしても、人生の先輩には変わりありませんので、敬う気持ちを忘れずに接する事が介護士として正しいあり方です。
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03
いきなり肩に手をまわすなどといった体への接触行為は、初期のかかわり方としては適切ではありません。
不正解とその解説
1,2,3,5は信頼関係を構築するにあたって、とても大事なことです。さりげない会話から始まり、表情や行動を観察し、信頼関係を構築していきましょう。
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