介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
社会の理解 問7
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 社会の理解 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
今日の福祉の理念に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
- ナショナルミニマムは、障害者の生活や行動の妨げとなる物理的な障壁を取り除き、行動の自由を確保するものである
- リハビリテーションは、生物的な性差ではなく、社会的・文化的につくられた性差をいう
- ユニバーサルデザインは、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障しようとするものである
- アドボカシーは、全人間的復権を目標として、医学、教育の分野によって構成される
- ソーシャルインクルージョンは、社会的な孤立や排除の問題に取り組むことを通じて、今日的な「つながり」の再構築を目指している
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この過去問の解説 (3件)
01
1はナショナルミニマムではなく、バリアフリーについての記述です。ナショナルミニマムとは、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を国家が保障するという理念の事です。
2はジェンダーについての記述です。
リハビリテーションは能力や身体機能の回復・向上とともに、その人が社会的に人間らしく生きられる「全人間的復権」を目的にする訓練・回復の事をいいます。
3はナショナルミニマムについての記述ですね。
ユニバーサルデザインは誰でも理解・使用可な製品・環境のデザインの事をいいます。
4のアドボガシーは、自己の権利を表明することが困難な寝たきりの高齢者や、認知症高齢者、障害者の代わりに、代理人が権利を表明することをいいます。
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02
1のナショナルミニマムとは、国家が国民に対して最低限度の生活を保障する事です。
2のリハビリテーションとは、あらゆる原因から低下してしまった能力や心身機能の向上を目指す事、またはその訓練を指します。
3のユニバーサルデザインとは、国や文化、性別や障害の有無などに関わらず、全ての人が利用出来るような製品や設備の設計を指します。
4のアドボカシーとは、政策を提言したり、権利の擁護を訴えかける事です。
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03
ソーシャルインクルージョンとは全ての人々を孤独や孤立、排除から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、支え合うという理念です。
不正解とその解説
「1」・・・ナショナルミニマムとは、国民に対して保障する生活の最低水準のこといいます。
「2」・・・リハビリテーションとは、低下してしまった能力や心身機能の向上や訓練のことをいいます。
「3」・・・ユニバーサルデザインとは、障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、たくさんの人々が利用しやすいようにサービスや環境をデザインすることをいいます。
「4」・・・アドボカシーとは、権利擁護を訴えることです。
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