介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
介護の基本 問24
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 介護の基本 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
訪問介護サービスを利用している認知症のGさん(女性)は自宅付近を徘徊するようになり、 町内の人たちやスーパーマーケットの従業員から苦情が出ている。この機会に、Gさんを含めた 地域の認知症の人たちや家族の支援のために地域のネットワークをつくることとなり、地域の社会福祉協議会が主催し、関係者の会議を開催することになった。
会議における訪問介護事業所のサービス提供責任者の対応として、適切でないものを一つ選びなさい。
会議における訪問介護事業所のサービス提供責任者の対応として、適切でないものを一つ選びなさい。
- 地域の認知症の人たちの事例を関係者で報告し、問題を共有することを提案する
- 社会福祉協議会にボランティアの養成を提案する
- 町内会に認知症の理解を広げる方策を提案する
- スーパーマーケットを除いた地域のネットワークづくりを提案する
- 地域包括支援センターに地域のネットワークづくりへの協力を提案する
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この過去問の解説 (4件)
01
この問題も常識的に考えればわかる問題ですね。
認知症高齢者の方の生活圏内の地域全体でネットワークを作る事が目的なので、本人が行くスーパーやその他のお店の人の参加・理解も必要です。
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02
スーパーマーケットは苦情を訴えている当事者です。
その当事者に認知症というものを知ってもらい、その上で認知症の人たちにどのような事をされて困っているのか、それを改善する為にはどのような対策を取ればいいのかを話し合い、みんなで協力していくべきです。
地域全体で認知症の人たちを見守っていくことで、不幸な事故や事件を未然に防ぐ手立てにもなります。
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03
サービス提供者とは、ヘルパーやケアマネージャーなど利用者のパイプ役となる存在であり、適切なサービスが提供されるよう調整する役割も持ちます。
地域のネットワークづくりに際して、苦情元になった場所を除外することは不適切です。苦情元のスーパーマーケットは、対象者がよく足を運ぶ場所のひとつでもあります。今回の目的について知ってもらい、スーパーも含めたネットワークづくりを提案することが適切です。
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04
こういったケースは、Gさんに関わりのある方々に現在の認知症の症状を理解してもらう事から始まります。
理解をしてもらった上で、どうすれば解決できるかを地域の方々で考えて支援に繋げていく事が大切です。
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