介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
コミュニケーション技術 問36
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) コミュニケーション技術 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
失語症(aphasia)の人のコミュニケーションに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 感覚性失語のある人には、五十音表を用いる
- 感覚性失語のある人には、絵カードを用いる
- 感覚性失語のある人には、手話を用いる
- 運動性失語のある人には、大きな声で話をする
- 運動性失語のある人には、「はい」「いいえ」で答えられる質問をする
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この過去問の解説 (3件)
01
感覚性失語:言葉の理解が出来ない失語症
運動性失語:言葉の理解はあるものの、発語が難しい失語症
簡単にではありますが、失語症の種類は上記のように説明できます。
感覚性失語は言葉の理解が出来ないので1~3は不適切、運動性失語のある人は聴覚に問題があるわけではないので4は不適切、となります。
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02
感覚性失語症:言語の受容を苦手としているため他人の話すことが理解できません。
運動性失語症:言語の受容はできるので、他人の言葉は理解できますが、自分の思っていることを言葉に表現するのは苦手としています。
上記をふまえ、運動性失語症の方には「はい」「いいえ」などで答えられる閉じられた質問が適しているといえます。
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03
運動性失語は、言葉は理解できるものの正しく発音することが困難になります。
例えば、絵を見せられたときに、頭ではそれを言葉にして理解できるものの、それを発言して伝えることが困難になるといったことがあります。
したがって、言われたことは理解できるため、「はい」「いいえ」で答えられる質問を使うことは適切です。
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