介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
生活支援技術 問44
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 生活支援技術 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者に配慮した住宅改修として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- トイレを開き戸とする場合、外開きとする
- 階段の片側に手すりを設ける場合、昇るときに利き手となる側に設置する
- 廊下に手すりを設ける場合、床からの高さを120cm程度とする
- 自走用標準型車いすを使用する場合、廊下の幅を60cm程度とする
- 浴槽をまたぎやすくする場合、洗い場からの高さを50cm程度とする
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この過去問の解説 (3件)
01
狭いトイレ内で転倒した場合、内開きだと倒れた高齢者がつっかえて扉が開かなくなってしまう可能性がある為、トイレのドアは外開きにするべきです。
ただ開閉のしやすさ、車いすでの利用などを考えると、出来れば引き戸にしたい所です。
2:階段の手すりは、降りる時に利き手側に設置します。
降りる際に足を滑らせた時、力の入る利き手側に手すりがある事で滑落の危険性を減らす事が出来ます。
3:廊下の手すりは、握った時に軽く肘が曲がり、力が入りやすい位置がベストな為、大体床から80センチ程度の位置に取り付ける事が多いです。
4:自走用標準型車いすの幅が約60センチある為、廊下はそれ以上なければなりません。最低でも90センチは欲しい所です。
5:浴槽をまたぎやすくするには40センチ程度にする必要があります。
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02
1.○
2.× 手すりは階段を降りる時に利き手となる側に設置します。
3.× 75~80㎝が適当です。腕をまっすぐ伸ばしたときに、手首の位置に手すりが設置されているのがベストです。
4.× 車いすの幅が約63㎝あるため、両側に約10~15㎝の幅をもって廊下の幅は85㎝以上は必要です。
5.× 洗い場の高さは40㎝以下が事故なく、跨ぎやすい高さといえます。
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03
「外開き」とは、部屋の外側に開くことをいいます。高齢者に配慮した住宅改修を行う場合には、外開きのほうが空間を大きく使えるため適切です。
車椅子での使用や、手すりなどの設置にも効果的です。また、トイレ内での転倒や緊急事態が起きた場合に「内開き」だと外から助けに入るのが困難といった問題が起きやすくなります。
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