介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
生活支援技術 問49

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問題

介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 生活支援技術 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

移乗・移動介助に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
  • スライディングボードは、立ち上がり介助に利用する
  • 介護者は、自分の身体をねじらないように介助する
  • 介護者の支持基底面積は狭くする
  • 介護者の重心を高くする
  • 四脚杖よりT字杖の方が安定している

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

身体介護を行う際には、ボディメカニクスを活用する事が勧められています。
一:支持基底面を広くし、重心を低くする
二:身体をねじらない
三:本人にできる限り接近する
四:本人の身体を小さくまとめる
五:膝の屈伸を利用し水平移動
六:てこの原理を応用

1:スライディングボードとは、お尻を滑らせる形で平行移動し、ベッドや車いすやポータブルトイレなどの移乗・移動に使う福祉用具です。

5:四脚杖は文字通り4本足の杖、対してT字杖は1本足の為、安定性は四脚杖の方が高いです。

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02

答え 2

1.× スライディングボードは車いすとベットの間に起き、車いすなどへの移乗を助けるボードで立ち上がり介助には使用しません。

2.○

3.× 支持基底面積とは身体を支える面積のことです。足を肩幅ほどに開いて立つと支持基底面積が広がり身体が安定します。

4.× 重心を低くすることによって安定し、安全に介助ができます。

5.× T字杖、オフセット型杖などの1点杖は歩行がやや安定している人が使用し、四脚杖、三脚杖、ウォーカーケインなどは歩行が不安定な人が使用します。よって、四脚杖のほうが安定しています。

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03

移乗介助を行うときには気をつけるポイントがいくつかあります。
中でも、「体を支える範囲、支持基底面を広くとるために重心を低く」、「安定した移乗を行うため体をねじらない」といったものがあります。移乗時に体をねじることは腰痛の原因になります。

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