介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
生活支援技術 問56
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 生活支援技術 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
おむつ交換時の介助法として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 排泄の有無を素手でおむつ内に触れて確認する
- 装着していたおむつで皮膚の汚れを拭き取る
- 女性の陰部清拭は肛門から恥骨の方向に拭く
- おむつは汚れを内側に丸め片付ける
- 下着を整えた後に使い捨て手袋を外す
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この過去問の解説 (3件)
01
選択肢4は、衛生面を考えた正しい行為ですが、他の選択肢については、衛生面に対する配慮が欠けています。
選択肢1については、介助者自身の感染防止という観点に欠けます。また、自分の手が汚染し、その手で他の方の介護をすれば感染は広がります。
選択肢2は、装着していたおむつの汚れを利用者になすりつける可能性があります。皮膚の汚れは清潔な蒸しタオル等を用いてふき取ります。
選択肢3は、尿路感染等を防止するため、女性の陰部清拭は恥骨から肛門に向けて吹きます。
選択肢5は、きれいな下着を汚してしまっては意味がありません。汚染防止のため、使い捨て手袋を外してから下着を整えます。
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02
1:素手をおむつ内に入れて排泄の有無を確認する方法は、感染予防の観点からももちろんNGですし、突然下着に手を入れるという行為によって自尊心を傷つける事にもなりかねないので絶対に避けます。
また子供のおむつの確認にもよく使う「匂いを嗅いで排泄の有無を確認する」という方法も、同じく自尊心を傷つけてしまいますのでしてはいけません。
2:装着していたおむつで皮膚の汚れを拭き取るという方法は、絶対に間違っている方法とは言いきれません。
特に在宅介護においては、家族のニーズとして「ゴミを減らして欲しい」「出来るだけ無駄な物を使わないで欲しい」という点を挙げられる事もあるからです。
ただし基本的には汚染を広げる可能性がある為、出来れば避けた方が良い方法ですし、今回の問題においては最も適切な選択肢が他にある為、正解ではありません。
3:女性の陰部清拭は、尿道や膣への感染予防の観点から、基本的に恥骨から肛門の方向に行います。
5:基本的に、おむつを閉じた時点で使い捨て手袋を外します。衣服を着せた後に排泄物の後片付けがありますが、選択肢4のように汚れを内側に丸めて片付けておけば、後は新聞紙にくるんだりビニール袋に入れるなどして捨てるだけなので手袋を使わずに済みます。
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03
オムツは汚れを内側に丸め片付けます。尿や便がほかの場所に付着することを防いだり感染を予防するなどといった衛生面と、臭いを軽減させるために必要な対処になります。
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