介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
生活支援技術 問57

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問題

介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 生活支援技術 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

Mさんは軽度の認知症(dementia)がありグループホームで生活している。Mさんは尿失禁があるため、 パッドを自分で交換している。ある日、介護職はMさんの陰部に発赤があることに気が付いた。
介護職の対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

問題文に「パッドを自分で交換している」とあることから、タイミングよくトイレに行くことができるかどうかは別として、自分自身でトイレに行き、用を足すことができる人であることがわかります。

ここでのポイントは、陰部に発赤があることから、陰部を清潔に保つこと、機能維持のために利用者ができることは利用者自身が行うことです。

選択肢1は、機能維持と衛生の両方の観点から適切ではありません。

選択肢2は、認知症のある方にとっては、自分自身ができること以上のことを求められています。そのため、不適切です。

選択肢3は、衛生や機能維持とは別問題の脱水を引き起こす原因となり不適切です。

選択肢5は衛生面で不適切です。

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02

正解は 4 です。

陰部に発赤があるという事は、陰部の衛生状態に問題があるという事です。
陰部を清潔にする為には、まず失禁の回数を減らしたり、不衛生な状態を長く続けない事が大切ですので、定期的に声をかけてトイレに誘導をするというのが最も適切な対応となります。

清潔保持の観点から温水洗浄便座の使用は適切ですが、機械に弱いお年寄り、ましてや軽度とは言え認知症のある方にとって、新しい道具の使い方を覚えてもらう事は大変難しいと言えます。

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03

正解は4です。
失禁が多かったり、尿がついたパットを長時間使用することで赤みやただれといった皮膚への影響がみられることがあります。
この場合、トイレやパット交換を自身で行っているも発赤がみられたため、失禁が多くなっていることも考えられます。排泄パターンを確認し、声掛けや誘導を行いながら様子をみていく対応は適切です。

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