介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
認知症の理解 問84

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問題

介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 認知症の理解 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

Dさん(80歳、女性)は、数年前から物忘れが多くなっている。一人息子は遠方におり、長く夫と二人暮らしをしていた。 半年前に夫が亡くなったことを嘆いていたかと思うと、別の日には夫が帰ってこないと心配して、近所を歩き回るといった状況である。 今回、グループホームに入所することになった。
入所後の生活支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

問われているのは入所後の生活支援のため、グループホームになじんでもらうことが優先されます。

選択肢1→問題文から息子さんは遠方に住んでいることがわかります。息子さんが頻回に面会に来ることは金銭的、時間的にも大変なことであるため、無理を強いることはできません。

選択肢2→問題文に「夫が帰ってこないと心配して歩き回る」とあることから、Dさんにとって夫は身近で大切であったと考えられます。そのため、お位牌や仏壇はDさんの身近におくことが望ましいです。

選択肢3→「常に」というのが問題です。Dさんが周囲に支えられながらも自立した生活を送るためには、一人の時間も必要です。

選択肢4→グループホームになじみやすくするためには、自宅に近い配置が望ましいです。

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02

正解は 5 です。

認知症の利用者にとって、環境の変化はとても大きなストレスであり、場合によっては認知症をより進行させてしまう原因にもなりかねません。

少しでも早く、グループホームを自分の居ていい場所、安心出来る場所とする為にも、家事や植物の世話など、皆で行う活動の場で参加出来る機会を作り、自分の役割を見つける必要があります。

状況に応じてですが、介護士が「Dさんが来てくれてから調理のスピードが上がって助かってます」等といった存在を肯定する発言をする事もその手助けとなりえます。

参考になった数23

03

正解は5です。
入所後は、環境の変化から戸惑いや混乱などを起こしやすいため、少しでもグループホームの環境を知ってもらい慣れてもらえるよう支援することが大切です。
日頃から家事を行っていたのであれば、参加してみないか声を掛けるなどきっかけを作ることが最も最適となります。

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