介護福祉士の過去問
第24回(平成23年度)
障害の理解 問95
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問題
介護福祉士国家試験 第24回(平成23年度) 障害の理解 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
広汎性発達障害の特性として、正しいものを一つ選びなさい。
- 親の育て方による障害
- 本人の努力不足による障害
- その症状が通常成人期以降に発現する障害
- コミュニケーションの障害
- 廃用症候群による障害
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この過去問の解説 (3件)
01
広汎性発達障害は、主に自閉症、アスペルガー症候群等の発達障害の総称です。
原因についてはいろいろと議論されていますが、一つ確実なのは、この障害は決して本人の努力不足や親の育て方の問題ではなく、生まれもった脳の障害であるという事です。
おおむね1~3歳ごろに「目が合いづらい」「指示が通らない」「発語がない」といったコミュニケーションの面から、親が気づいたり、定期健診などで疑われるケースがほとんどです。
ただし年齢の低いうちは個人差という事もある為、確定診断が出るまでには数年を要します。
ちなみに廃用症候群とは、寝たきりのような安静状態が長期間続く事によって、心身の機能が低下する事を指す為、広汎性発達障害とは全くの無関係です。
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02
①対人的相互反応における質的障害
(相手の気持ちがつかめない、TPOがつかめない)
②コミュニケーションの障害
(会話がつなげない、言葉の使用に誤り)
③特定の興味・行動・活動に対してのみ反応を示す。特定のことのみを繰り返す。
④何らかの感覚過敏
(ある音を異常に嫌がる、絵本の特定のページを見るのを嫌がるなどの行為)
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03
①、②(×) 障害と関係ありません。
③(×) 成人期以降にみられることもありますが、成人期前にみられることの方が多いです。
⑤(×) 廃用症候群とは関係ありません。
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