介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
社会福祉援助技術 問32
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問題
介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 社会福祉援助技術 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
軽度の知的障害があるEさん(50歳、男性)は、高齢の母親(84歳)と生活していた。
母親は肝がんのため入院治療となったことで、相談支援事業所へ相談、障害者自立支援法での居宅介護(週4回) を受けることになり、M居宅介護従業者(以下、M従業者という。)が担当する事になった。また、それ以外のE さんの日常生活は近くに住む叔母(76歳)が支えていた。
【問題】
Eさんへの初回訪問におけるM従業者の対応として、適切なものを一つ選びなさい。
【事例】
軽度の知的障害があるEさん(50歳、男性)は、高齢の母親(84歳)と生活していた。
母親は肝がんのため入院治療となったことで、相談支援事業所へ相談、障害者自立支援法での居宅介護(週4回) を受けることになり、M居宅介護従業者(以下、M従業者という。)が担当する事になった。また、それ以外のE さんの日常生活は近くに住む叔母(76歳)が支えていた。
【問題】
Eさんへの初回訪問におけるM従業者の対応として、適切なものを一つ選びなさい。
- 親しみを感じさせるために名前をチャン付けで呼ぶように心がける。
- Eさんを知っている相談支援専門員と同行する。
- Eさんへの援助内容は、入院中の母親の意思に従うこととする。
- Eさんの生活歴については、M従業者が直接福祉事務所へ照会する。
- Eさんを気遣って、Eさんから支援に必要な情報を聴かないようにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:初回訪問時から、親しみを感じさせる目的で、従業者が積極的に利用者をチャン付けで呼ぶことはありえません。
しかし本人が自分の名前を「Eチャン」以外だと認識しない、「Eサン」と呼ぶとパニックを起こすなど特別な理由があり、家族もチャン付けを強く希望しているなどの場合には呼ぶこともあります。
3:入院中の母親の意思も確認し、これまでの状況などを参考にはしますが、一番重要視するのはEさんの意思であるべきです。
4:問題文中の「居宅介護従業者」とは、言い換えると「ホームヘルパー」となります。
また「福祉事務所」とは、都道府県及び市に設置されている公的機関です。
つまりわかりやすく言い換えると「個人のホームヘルパーが、直接市町村の福祉課の窓口で障害者の個人情報を照会する」事が正しいかどうかを聞いているわけです。
もちろんこれは誤りであり、正しくは「サービス提供責任者が福祉事務所へ照会する」となります。
5:支援に必要な情報を聴かないのは、気遣いであるとは言えません。
本人の尊厳に関わるような内容は、言い方を変えたり、逆にサラリと何でもない事のように聴いたりと、聴く方法を考えるべきです。
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02
2.○ Eさんのことを理解している人と話をし、同行して頂くことでEさんの安心感へと繋がると共に専門員の方との情報共有にもつながります。
3.× 支援を受けるのはあくまでもEさんであるため、まずはEさんの気持ちを第一に考えるべきです。
4.×
5.× 支援に必要な情報はご本人とご家族から基本的には情報を得る必要があります。
参考になった数20
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03
介護を円滑に進めていくためにも、相談先となった相談支援専門員との同行は適切です。また、支援をすすめる上で、相談支援専門員に相談を持ちかけるといったことも考えられるため、お互いにEさんの状況を知っておけるといったこともあります。
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