介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
老人・障害者の心理 問42

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 老人・障害者の心理 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症高齢者の心理と対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 記憶力の低下は、行動や心理に影響を与えない。
  • 人との交流ができなくなるので、社会的な役割を持つことは避ける。
  • それまでの暮らし方は心理に影響を与えない。
  • 出来事全体の記憶力が低下しやすい。
  • 施設に入所する場合、それまで使用していたものは持ち込まない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

1:記憶力が低下によって、今いる場所がわからなくなって徘徊したり、生きる気力を失ってしまったりと、行動や心理に多大な影響を与えます。

2:人との交流が難しくなる場合もありますが、社会的な役割を持つことは、存在意義を見出すことにも繋がりますし、刺激になって脳の活性化にも役立ちます。

3:認知症によってこれまでの暮らし方が変化する事は、心理に多大な影響を与える場合があります。

5:施設に入所する場合に、それまで使用していたものを持ち込む事で、今までの生活状況に近づける事が出来、安心感を与えるという効果が期待出来ます。

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02

正解は4です。

認知症では、最近の出来事から過去についてといった全体的な記憶の低下がみられ、認知症の主な症状のひとつでもあります。

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03

1.× 記憶力が低下するということは情報を処理することが苦手になっていきます。そのため心理面等に大きな影響を与えます。
2.× 社会的な役割を見つけることにより日常生活に対する意欲向上に繋がります。
3.× 過去の記憶は残っていることが多く、認知症高齢者にとって安心に繋がる事が多いです。
4.○
5.× 環境の変化に対応することがとても苦手なので、見慣れたものを置くことで安心感へと繋がります。

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