介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
老人・障害者の心理 問43

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 老人・障害者の心理 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

視覚障害者の心理と対応に関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい。
  • 中途失明者は、残存感覚に対する自信を失う。
  • 援助者が安全を確認した上で誘導する場合には、多少強引に手を引いてもよい。
  • 高齢期に失明しても、大半の人は訓練で単独行動ができるようになる。
  • 視覚障害者は音声言語が使えるので、相手との会話には不自由しない。
  • 視覚障害者が援助者との会話中に録音を希望するのは、信頼関係ができていないためである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.○ 残存感覚とは、障害を受けていない機能の事である。今まで見えて来たものが見えなくなる(聞こえなくなる)事により自信喪失や不安感が強くなる傾向があります。
2.× 強引に行うことは危険であり、不安感にも繋がります。
3.× 高齢期の失明は、新しいことに対する順応が苦手な為単独行動等は危険性が高まります。
4.× 物体等が見えないのでどのような物の話をしているかなどの想像が難しくなります。その部分の説明が必要となります。
5.× 何度も聞くことで理解を深めるために使用する場合があります。

参考になった数44

02

正解は 1 です。

残存感覚とは、失った感覚以外の感覚のことです。
この場合は失明で視覚を失っていますので、味覚・嗅覚・聴覚・触覚などの五感、痛覚や平衡感覚といった感覚を指します。

中途失明の場合は、これまで見えていた状況が一転して見えなくなった為、他の機能も気づいていないだけで失われているんじゃないかと不安になる事が少なくありません。

参考になった数21

03

正解は1です。

中途失明者は、失明後の生活への適応が困難といった心理的問題もみられます。中途で失明したことでの不安などから、残存感覚(視覚以外の感覚)に対しても自信を失ってしまうことがあります。

参考になった数11