介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
家政学概論 問54
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問題
介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 家政学概論 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
嚥下機能の低下した人の食事に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
- おかずは細かく刻む。
- 料理の温度は体温程度にする。
- ご飯はお茶漬けにする。
- みそ汁の具はわかめにする。
- 果汁はゼリー状にする。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× その味覚によって最も美味しい温度は異なる為、一概には言えない。
3.× 勢い良く摂取してしまう可能性が高くむせ込みの原因となります。
4.× わかめは食道等に張り付く可能性が高く危険です。
5.○ ゼリー状にすることで摂取しやすくなります。
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02
1:気道を塞ぐ危険を回避することは出来るので、一概に間違いとまでは言い切れませんが、嚥下機能が低下している人には、ここから更にとろみをつけてあんかけ風にする、場合によってはミキサー食にするなどの工夫が必要です。
2:温度はあまり嚥下機能に影響を及ぼさないため、その料理がおいしく味わえる温度で提供することが望ましいです。
3:お茶漬けのように水分が多いと、誤嚥の危険性が出てくる為、雑炊やおかゆのように、ご飯自体に水分を含ませた方が良いです。
4:わかめはどれだけ軟らかく煮ても噛みきりにくく、飲み込みにくい食材です。とろみをつけたみそ汁に細かく刻んだわかめを入れるのならば摂取も不可能ではありませんが、嚥下障害のある人にとって積極的に取り入れるべき食材とは言えません。
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03
2:誤り。料理の温度は嚥下機能の高低に関わらず、美味しく感じる適切な温度にします。
3:誤り。お茶漬けはむせやすいです。
4:誤り。ワカメは食べるときに口の中に貼り付きやすいので不適切です。
5:正しい。
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