介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
精神保健 問70
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問題
介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 精神保健 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
小児の精神疾患に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 小児自閉症では興味の限局(こだわり)は見られない。
- 学習障害では全般的な知的発達に遅れが見られる。
- チック障害は女児よりも男児に多い。
- 知的障害(精神遅滞)は知能指数50未満を指す。
- 多動性障害は7歳以下では発症しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× 学習障害では、基本的に全般的な知的発達に遅れはみられない。
3.○ チック障害は女児よりも男児のほうが多い。
4.× 知的障害は知能指数70未満のことを指します。
5.× 多動性障害は7歳以下で発症します。
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02
チック障害とは、まばたきや咳払いなどが、本人の意思ではなく不随意に繰り返し起きてしまうことを指します。
全く無意識のうちに起こっているため「止めなさい」と言っても自分の意志では止められないのが特徴です。
チック症状は、男女の発達の仕方の違いからか、男:女=3:1程度の割合で発生すると言われています。
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03
2:誤り。学習障害は発達障害の一種で、知的発達の遅れが無いため症状を見逃しやすいのが特徴です。
3:正しい。チック障害は頻繁なまばたき、首振り、発生等の症状が見られます。男女別では男児に多いと言われています。
4:誤り。知的障害は知能指数70未満を指します。
5:誤り。文部科学省はADHDを、「年齢あるいは発達に不釣合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」と定義しています。つまり、7歳以前に症状が現れます。
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