介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
精神保健 問71

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 精神保健 問71 (訂正依頼・報告はこちら)

せん妄と比較した場合、認知症の特徴として、正しいものを一つ選びなさい。
  • 発症が急激である。
  • 症状が可逆的である。
  • 意識が清明である。
  • 薬剤が誘因となる。
  • 夜間に悪化する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

せん妄とは、意識が混濁し、幻覚や錯覚が見られているような状態の事を指します。

認知症でも幻覚や錯覚が見られる事がありますが、基本的に意識ははっきりとしています。

参考になった数40

02

せん妄とは、急性の脳障害等が原因で起きる軽い意識障害です。主な症状は、意識がはっきしりない、幻覚や幻聴、妄想、興奮等です。

1:誤り。認知症は発症時期の特定が難しいものの、急激に発症するわけではありません。一方、せん妄は急激に症状が出ます。
2:誤り。症状が可逆的(治る・落ち着く見込みのある)なのは、せん妄です。つまり、一過性のものです。一方、認知症は不可逆的(治る見込みが薄い)で持続的です。
3:正しい。認知症は意識が清明ではっきりしている時があります。
4:誤り。せん妄は、抗パーキンソン薬や抗精神薬等の副作用が原因となる場合があります。よって、薬剤が誘因となるのはせん妄です。
5:誤り。夜間せん妄は、昼間は症状が無く、夕方から夜にかけてせん妄が出現します。

参考になった数25

03

1.× 発症が急激なのはせん妄である。
2.× 認知症は不可逆的である。
3.○ 
4.× 薬剤が原因で発症するのはせん妄である。
5.× 夜間に悪化するのはせん妄である。

参考になった数20