介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
介護技術 問90

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 介護技術 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

緊急時の応急手当として、適切なものを一つ選びなさい。
  • 外傷性出血がある場合は、出血部位を清潔なガーゼで圧迫する。
  • 倒れている人が呼吸していない場合は、すぐに回復体位をとらせる。
  • 骨折した場合は、患部を心臓より低くする。
  • 塩素系漂白剤を飲み込んだ場合は、すぐに吐かせる。
  • 心肺蘇生する場合は、心臓マッサージ50回に人工呼吸1回の割合で行う。

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この過去問の解説 (7件)

01

正解は 1

2.回復体位とは意識が朦朧とした状態の人を横向きに寝かせる体位の事をいう。呼吸をしていない場合は急を要する生命に危機がある状態のため救命処置にしたがい、仰向けにして首をそらして下あごを引き上げ気道の確保をする。

3.骨折をした場合は心臓よりも高くして出血量を最小限にする。

4.塩素系漂白剤を誤飲した場合は無理に吐き出すと嘔吐物が気管に入る恐れがあるため絶対してはいけません。口をゆすぎコップ1~2杯程度の水か牛乳を飲ませてください。応急処置後、誤飲した製品を持って医療機関を受診してください。

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02

正解…「1」
2・正常な呼吸をしている場合は回復体位、呼吸をしていない場合は気道確保を行う。
3・「高く」する。内出血と腫れを防ぐため。
4・吐かせず牛乳か水を飲ませる。再度粘膜を損傷するのを防ぐため。
5・「心臓マッサージ30回に人工呼吸1回」。

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03

1:○ 消毒を行い、ガーゼで圧迫止血をする。
2:× 呼吸していない場合は、下顎挙上し、気道を確保を行う
3:× 患部を心臓より高くする。心臓より患部を高くすることにより内出血や腫れの進行を抑える効果がある。毛布等を使って患部を高くする。
4:× 塩素系漂白剤を飲み込んだ場合には、医師の診断を受ける。吐かせないことが重要です。吐かせることによって,吐物が逆流して再度粘膜を刺激したり,肺に入る危険性がある
5:× 心臓マッサージ30回に人工呼吸2回の割合で行う。

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04

正解は1です。

1.止血法の基本は圧迫止血です。まずは傷口を清潔な布やガーゼで抑えます。これを直接的圧迫止血法と言います。ちなみにこれで止血できなければ、創部よりも心臓に近い動脈を圧迫する間接的圧迫止血法を行います。

2.倒れている人がいたら、まずは気道の確保を行いましょう。そのあとで呼吸をしているかどうか確認し、呼吸をしていれば回復体位へ、していなければ蘇生法を行います。

3.骨折した場合は、その部位を心臓より高くしましょう。

4.塩素性漂白剤を飲み込んだ場合は、吐かせると誤嚥の可能性があり危険です。水分を飲める人であればすぐに牛乳または水をコップ1~2杯飲ませましょう。同じ水分でも、酸味のある飲料や炭酸飲料は、熱やガスが発生する可能性があり危険なのでやめましょう。その後すぐに医師の診察を受けてください。

5.心臓マッサージ+人工呼吸の割合は、30:2が適当です。心臓マッサージは1分間に100回程度の間隔で行うと有効な心拍出量が期待できます。遅すぎても速すぎても効果が少なくなってしまいます。

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05

正解は1
2.呼吸が止まっている場合の回復体位は危険です、気道確保を行います。
3.心臓よりも高くするのが原則です。
4.吐かせるのは危険です。食道など違う部分に影響が出る可能性があります。
5.心臓マッサージ30回に対して人工呼吸1回です。

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06

1:正しい。出血部位を清潔なガーゼ等で圧迫し、止血を試みるのが先決です。
2:誤り。いきなり回復位にするのではなく、事故者のそばにしゃがみ、額を下に押して顎を引き上げて気道を確保する。
3:誤り。骨折した場合は、患部を心臓より高くして、さらに出血するのを防ぎます。
4:誤り。一般的には吐かせるのが正しいとは思うのですが、この場合は嘔吐物が気管に入る恐れがあるため、吐かせずに医師の診断を受けるべきです。
5:誤り。心肺蘇生する場合は、心臓マッサージ30回に人工呼吸2回の割合で行います。

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07

5.心臓マッサージ30回に対して人工呼吸は2回の割合です。

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