介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
介護技術 問92

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 介護技術 問92 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
P市二住むFさん(85歳、男性、要介護1)は、下肢の筋力が低下し歩行に支障があり、 室内の家具を使って伝い歩きをしている。調理と掃除の訪問介護サービスを週2回利用して いる。Fさんは知的障害のある娘(48歳)と二人暮らしであり、娘は日中、作業所に通っ ている。今回の訪問時にソファーで横になって動こうとしないFさんに声をかけたところ 「最近、浴室で転んだ」と話した。きれい好きなFさんであったが、髪は汚れひげも伸びて いた。Fさんは前回の訪問時と同じシャツを着ており、洗濯かごには娘の衣類が入っていた。 また、ソファーの下に湿布や鎮痛剤の薬の袋が落ちていた。

【問題】
現時点でのFさんの生活をアセスメントする際に、優先されるものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (4件)

01

優先されるのは転倒の状況である。

85歳という高齢であることから骨祖鬆症があることが考えられる。

Fさんも「転倒した」と訴えているため優先される。

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02

下肢の筋力が弱い方が「最近転んだ」といって動こうとせず、湿布や鎮痛剤を使用した形跡があるということは、強い痛みがあると解釈するのが自然です。
転倒した際にどこか強くぶつけて打撲となった箇所があるか、もしくは骨折している可能性があります。
したがって、どのような形で転んだのかをきちんと確認する必要があります。

参考になった数15

03

ポイントは「最近転んだ」というところ。たとえ言葉で伝えられなかったとしても、訪問時に変化(ここでは髪の汚れ、ひげ、服装等)をまず感じ取り、介護者本人の体調把握が第一である。

参考になった数13

04

最も優先すべきは、人命・事故防止に関わる事項です。

1:誤り。最優先でありません。
2:誤り。最優先ではありません。
3:正しい。アセスメントとして最も優先すべきは、Fさんの転倒に関する情報を整理することです。よって、この選択肢が最も優先すべき事項です。
4:誤り。最優先ではありません。
5:誤り。最優先ではありません。

参考になった数9