介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
介護技術 問94

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 介護技術 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
P市二住むFさん(85歳、男性、要介護1)は、下肢の筋力が低下し歩行に支障があり、 室内の家具を使って伝い歩きをしている。調理と掃除の訪問介護サービスを週2回利用して いる。Fさんは知的障害のある娘(48歳)と二人暮らしであり、娘は日中、作業所に通っ ている。今回の訪問時にソファーで横になって動こうとしないFさんに声をかけたところ 「最近、浴室で転んだ」と話した。きれい好きなFさんであったが、髪は汚れひげも伸びて いた。Fさんは前回の訪問時と同じシャツを着ており、洗濯かごには娘の衣類が入っていた。 また、ソファーの下に湿布や鎮痛剤の薬の袋が落ちていた。

【問題】
数日後、回復したFさんは「自宅で入浴したい」と伝えてきた。安全に入浴するための助言内容として、適切でないものを一つ選びなさい。
  • 段差解消には、すのこ等を使用する。
  • シャワーチェアーを使用する。
  • 滑らないバスマットを使用する。
  • 石けんをケースに入れて床に置く。
  • 浴室と洗面所の温度差を少なくする。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解…「4」
ケースに入っていたとしても踏んだ際など滑って転倒の原因になる。
1、3は転倒防止
2は下肢筋肉への負担軽減
5は心臓への負担軽減

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02

1:○ 段差解消するためにすのこ等を使用することは間違いではない。段差があることにより転倒する可能性があるため。
2:○ シャワーチェアーを使用することにより安全に入浴することができる
3:○ 滑らないバスマットを使用することにより転倒を防止できる。
4:× 石鹸を床におくと転倒の原因となる
5:○ 浴室と洗面所の温度差を少なくすることで安全に入浴できる。急激な温度差は血液循環が変化する。

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03

4.石鹸を床に置くことは、例えケースに入っていたとしても溶けた石鹸分などが床につき、床が滑りや少なり危険です。
残りの選択肢は正しい対処法といえます。

参考になった数11

04

1:正しい。浴室における段差解消に、すのこ等を利用することは事故防止の観点から適切な助言だといえます。
2:正しい。浴室における事故防止の観点から、シャワーチェアを使用することは適切な助言だといえます。
3:正しい。浴室における事故防止の観点から、滑らないバスマットを使用することは適切な助言だといえます。
4:誤り。床に置くと転倒の原因となるため、適切な助言とはいえません。
5:正しい。ヒートショックを防止する観点から、温度差を少なくすることは適切な助言といえます。

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