介護福祉士の過去問
第23回(平成22年度)
介護技術 問100

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問題

介護福祉士国家試験 第23回(平成22年度) 介護技術 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

次の事例を読んで、問題について答えなさい。
【事例】
5年前に介護老人福祉施設に入所したHさん(87歳、女性)は、入所当初は移動には車いすの 介助が必要であった。しかし、現在では車いすを自分で操作して移動し、何かにつかまれば2~3歩 は歩行可能で、移乗と排泄は自立している。Hさんは歌が好きで社交的である。最近は視力と下肢の 筋力の衰えが目立ち始めた。また、1ヶ月前には同じ年で仲の良かった友人が亡くなった。Hさんは 睡眠薬を服用するようになり、今日の明け方、入所後初めて失禁してしまった。Hさんは「こんなこ とになってしまって…」と泣きくずれた。

【問題】
Hさんの生活支援として、適切でないものを一つ選びなさい。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:○ 気分転換に適している
2:○ 足浴を行うことで、気分転換になる。また下肢が温まることにより良好な睡眠を得ることが出来る
3:○ 話を聴くことで安心感を与えることができる。
4:○ 好きな歌を楽しむよう勧めることは適している。
5:× 落ち込んでいるときに行事の司会進行を依頼することは負担になる

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02

正解は5です。
1~4は全て気分転換やリラックスに有効ですが、行事の司会進行は慣れていない人にとっては大変負担の大きなことです。泣き崩れるほど落ち込んでいる人にお願いするには不適切です。

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03

1:正しい。散歩は気分転換や安眠に効果があるといえます。但し、水分が失われてしまう恐れがあるため、その補給が大事です。

2:正しい。足浴は気分転換や安眠に効果的であるといえます。

3:正しい。排泄に関して不安を抱え、落ち込みのあるHさんの話をゆっくりと聞いて差し上げることは介護者に求められる役割です。適切です。

4:正しい。Hさんは歌を歌うのが好きという社交的な性格であることに着眼し、気分転換のために歌唱を促すことは適切であるといえます。

5:誤り。Hさんが落ち込んでいるにも関わらず、何の根拠があって司会に抜擢するのでしょうか。このような支援は不適切です。

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